音楽を聴きながら窓の外を眺めると、雲の間から月がゆっくりと顔を出した。 いつもと同じ満月も、名前を与えられた途端、別格であるかのように見える。実に単純である。 柵越しに見た名月は、いつもより少し遠くにあるように見えた。小さくて、凛々しい。 親…
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