風呂の巻
所属サークルの発表会の後、
家の風呂で3時間の仮眠を取り、
そこからレポートを2時間かけて仕上げたら、
相当身体に応えたのか、
今日は風呂で5時間も寝てしまった(危ない)。
みんなはちゃんと布団で寝ような(戒め)。
ぬるいお湯に浸かりすぎて身体が冷えてしまったのか、
今日はお腹の調子がかなり悪い。
みんなはちゃんと布団で寝ような(2回目)。
ここから風呂の話をしようか、
それとも布団の話をしようか迷ったが、
今日は風呂の話をする。
僕にとって家の風呂はベッドの上と並ぶくらいプライベートな空間なんだが君たちにとってはどういう空間なのだろうか。
家の浴槽の大きさのちょうど1人分しかない感じすごくない?
2人でもぎりぎり使えなくはないが、どう考えても2人で使いたいとは思わない。
トイレもちょうど1人分しかないが、風呂にはトイレにない解放感がある。
パーソナルスペースという言葉があるが、家の中でそれを一番体現している場所が僕の場合風呂なのだ。
一人用にしては少し大きい空間を独り占めにする。
家具が少ないから尚更広く感じるのだろう。
ただし広すぎるわけではないし、
狭すぎるわけでもない。
1人で堪能するのにちょうどいい広さの空間がある。
そこにぎりぎり足が伸ばせないくらいの大きさの浴槽が
ひとつぽつんと置いてある。
僕はそこにぴったり収まり、
自分のための空間を満喫する。
気まぐれにラジオをつけて、
流れてきたお気に入りの音楽に合わせて口笛を奏でる。
上機嫌になって口笛の音が大きくなってきたところで大概親にうるさいと怒られる。
そこで僕の意識はいきなりプライベートから家族というパブリックに戻るのだ。
あぁ残念。
扉を開けられるわけでもないのに自分の空間を侵害されるのは癪に触るが、風呂の中の僕もきっと家族の空間を侵害しているのだから仕方ない。
絶妙な大きさの空間、絶妙な大きさの浴槽、絶妙な具合の防音性。
これらが揃いに揃いすぎた結果、僕は風呂場をプライベート空間と勘違いしてしまう。
話をしている途中でふと気づいたが、
これは僕の家がユニットバスでないから言えることで、もしユニットバスだったらこんなことは思わないだろう。
別にユニットバスを嫌うわけではないが、
トイレと風呂という家の中における2大プライベート空間を隣接させるという設計には未だに慣れない。
これは一人暮らしの時に苦労しそうだなぁ。
今日は絶対布団で寝るぞ。
でんでんでんぐり返って バイバイバイ