卓球の巻
世界卓球、君たちは見ているだろうか。
各国の強者達が一堂に会し、世界最高峰のプレーをこれでもかと見せつけてくれている。
今大会では男子シングルスで世界ランク1位、2位の中国選手が序盤で敗れ、日本卓球界の主砲、張本選手や水谷選手もメダル決定にすら進めずに大会を後にしている。
その一方、いつも冷静沈着な丹羽選手がベスト8決定で吠えたり、海外の格下選手が強豪選手を倒すなど波乱の展開が目白押しである。
女子ダブルスや混合ダブルスは順当に決勝トーナメントを勝ち上がり、メダルを獲得するなど、こちらもまた面白い試合を繰り広げている。
大会も最終日に近づきつつあるが、YouTubeやテレ東で見ることができるので、暇な人はぜひ見てもらいたい。
さて、僕が卓球を始めたのはかれこれ10年前、小学4年生の10月である。
恐ろしいほど運動神経が悪く、団体競技が苦手だった僕にとって、卓球は最も手軽で、最も楽しいスポーツだった。
友人の紹介でクラブチームに入り、中学高校と卓球部に所属した。
色々な大会に出たし、色々な人と出会った。
そこまで強くなかったものの、いくつかの大会でも入賞できた。
僕の人生で唯一心から楽しいと思えたスポーツが、卓球だった。
大学のサークルは時間の関係でほとんど行けていないが、今でも細々と卓球は続けている。
卓球のいいところは相手と一対一になれることである。
審判にコールされて台についた瞬間から試合が終わる瞬間まで、その空間は僕と対戦相手だけのものになる。
審判も、ベンチコーチも、ラリーが始まってしまえば関係ない。
今まで1回も会ったこともない相手の心の内をお互いにさぐり合い、自分がその空間で主人公になるためにしのぎを削るのである。
1セット11点5セットマッチ、サービス2本交代。
台の中で、台の外でボールを打ち合う瞬間がどれほど楽しいことか。
この楽しみはピンポンでは味わえない。
少しでも、一瞬でも本気で卓球をやった人にだけこの喜びはわかると信じたい。
まぁ僕がそんな本気だったかどうかは置いといて。
過去最速でブログが書き終わりそうなので、
なんだかんだ卓球好きなんだなぁと実感している。
明日から始まるゴールデンウィークの期間中に、
国際卓球でも行って夏に向けてラバーでも買い換えようかな。