人見知りの巻
人見知りってめちゃめちゃ損してるよな~~~~~~~
って改めて気付かされた週末だった。
本当にどうやったら初対面の人と仲良く話せるのかわからないので誰か教えてほしい。
いや初対面じゃなくても全然話せない人はたくさんいるし、人に話しかけるのが上手じゃないのが人見知りの主な要因なんだろうけど、特に初対面の人とは恐ろしいくらい話ができない。
会話をする時ってお互いの領土を行き来できるから会話が成立するのであって、その行き来のためにはVISAを発行してもらわないといけない。
自分が相手の領土に行こうとして、相手の審査を受けて合格と認められないと、会話は始まらないのだ。
僕は人の領土にいきなり殴り込みをかける自信がないから、毎回相手の領空をかすめるように何回か飛行機を飛ばして、相手からこちらの領土に進んでこないか期待しているけれど、結局こちらの領土に来てくれる人はほんのわずかで、わたしの飛ばした飛行機も大抵は役に立たずにに帰ってくる。
でも世の中には人の領土にばんばん侵入できる人もいて、大方その方が結果的に相手と仲良くなるのが早い。
人の領土の中の空港に簡単に飛行機を止められる能力がある人はどんどん相手の領土に向けて飛行機を飛ばすし、それを受け入れられる空港を持つ人はそれを受け入れて相手の空港に飛行機を送り返す。
僕の場合自分の空港は広いのに、相手の空港の容量がわからないのが怖くて結局飛行機を飛ばすことができない。
飛行機を飛ばしたところでVISAがなくて不審物とみなされ、迎撃されたらたまったもんじゃない。
迂闊な領空侵犯は国際社会から非難され、孤独の道を歩むはめになる。
自分の飛ばした飛行機が迎撃されたら、国内からの批判は必至で、今後違う飛行機を飛ばせるようになるかもわからない。
怖い。
怖すぎる。
そんな恐ろしいことをやる勇気は僕にはない。
頼むから他の人は飛行機があるならうちに向けて飛ばしてほしい。
そしたら丁寧に機体洗浄までして相手の空港に送り返してやろう。
とかこういう変なことばかり考えている。
明日からはもっと色々な人間の関わりが始まる。
もし少しでも興味を持って、僕の空港に飛行機を飛ばしてくれる子がいればどれほど助かるだろうか。
結局他人に甘えてるんだよな。
今日も空港は閑散としている。