独り言

本当に独り言です

性別の巻

すっかり忘れていたけれど、

人間も結局動物なんだなって話。

 

大学生ともいう年齢層になってくると、

自分は特に意識していなくても、

周囲や社会は意外と人のことを男の人、女の人という目で見ているんだなぁということに気づくし、

もっと言うと人間のオス、人間のメスとして見ているような場面まである。

 

なにかある度に男だ女だって色々言われて、

はっきりいってめんどくさいなって思う。

こんなことを言うとフェミニストが黙ってないかもしれないな。あぁこわ。

男の人とか女の人とかそういう目で見る以前に、

目の前にいる人をひとりの人として見れていないことに哀しみを感じる。

たまたまその人が男の人であったり女の人であったりするだけなのに、

相手のことを最初からそんな大きな括りで見てしまうことに違和感を感じる。

 

性別って言葉は「性を別ける」って書くから、

別に男の人と女の人に差があるのは仕方ないと思う。

そもそも遺伝子的に男と女は違うわけだし。

でもそれを「区別」することと「差別」することって、

それはまた別問題だよね。

男だから、女だから、っていう違いを事実として「区別」するのは当たり前のことだと思う。

けどあいつは男だからきっと~だろう、とか

あの子は女だから~しなきゃ、みたいな

良くも悪くも配慮しすぎるとそれは「差別」になってしまう気がするし、

悪気がないのかもしれないけどそれは間違ってる気もする。

 

男の人の家に泊まりに行った時、

「なにかあった時に責任とれないから女の子は泊められないよね~」って話をされて、

そうかこの人も自分はオスだという自覚があるのかと思ってしまった。

別に僕は純潔主義者ではないので、

他人が勝手に男女の関係を持ったところで好きにすればいいと思っているが、

ある意味自分の人間関係の中に男女の関係を取り込むことを暗に嫌っているのかもしれない。

ただの特定のひとりの人として見ていた関係性が、

男と女、ないしオスとメスという広義的な関係に変容してしまうことを恐れているのかもしれない。

でもそういう関係の成れの果てに自分が存在していることも理解しているし、

やがてそういう関係を持ってしまう可能性があることも重々承知している。

 

だけど、

今はまだ、

ひとりひとりを特別な人として、

関係性を築いていきたい。