独り言

本当に独り言です

前髪の巻

めちゃめちゃ髪を切りたい。

最後に切ったのは果たしていつだったっけか。

いつ切ったか覚えていないくらいだから、少なくともここ1ヶ月は切ってないのだろう。

 

別に長い髪が嫌いなわけじゃない。

むしろ少し長いくらいが好きだし、目にかかる前髪を鬱陶しいとは思っているけど、それをかき分けるのも少し楽しかったりする。

自分で髪を切るのも、人に髪を切ってもらうのも、絶対に上手くいかないと思っているからできることならお気に入りの髪型で永久保存してもらえればいいのだが、僕の意識とは無関係に髪の毛はどんどん伸びていくのでどうしようもない。

 

はっきり言って邪魔なのだ。

だから、切る。

それ以上でも、それ以下でもない。

ただ、邪魔だから切る。

それだけなのだ。

 

当の前髪自身がどういう気持ちで伸びてきているのかは知る由もないが、

僕の視界を遮ろうとして伸びてきているわけではないと思いたい。

もしそのつもりで伸びてきているのなら相当僕の前髪はタチが悪い。

そんなやつは無慈悲に切られてしまえばいいんだ。

 

きっと前髪も別の理由があって伸びてきているし、決して僕に危害を加えようとしているわけではないことも容易く想像できる。

むしろ僕のために伸びてきているまであるだろう。

前髪に意思があるかどうかは置いといて。

 

僕も別に前髪が好きじゃないから髪を切るわけではない。

好きとか嫌いとか、そういう次元の話じゃないんだ。

伸びたから切るのだ。

君が僕をどう思っているかは知らないが、ただ君は伸びすぎたのだ。

だから切られるのだ。

出る杭は打たれるのと一緒で、伸びた髪は切られるのだ。

すまんな、悪気はないんだ。

 

僕は切る側だからこんなにあっさりしているけれど、もし切られる側の前髪に意思があったらめちゃめちゃしんどいだろうな。

きっと主人に似てめちゃめちゃ重いメンヘラごっこをしているに違いない。

なんで私のことを切るの?

私はあなたのことを慕っているのに、あなたは私のことが嫌いになってしまったの?とか言ってるんだろうな。

客観的に見たらめちゃめちゃめんどくさいやつだなぁとは思うのに、実際自分が誰かの前髪になったら絶対そう思っている自信まである。

 

ほんとめんどくさいよね、ごめんなさい。