独り言

本当に独り言です

初飲酒の巻

7月31日が私の誕生日である。

ちなみにこの日は、

ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングの誕生日でもあるし、

同時にJ・K・ローリングの小説の主人公であるHarry Potterの誕生日でもある。

そういう故あって、

私もこのブログではHarry Potterの名を拝借しているのである。

 

そんなこんなで、

今年でようやく20回目の誕生日を迎えた。

10代から20代への転換点でもあるし、

俗に子供から大人への転換点である歳でもある。

でもその変化は結局日常の延長線上にしかなくて、

日付が変わる瞬間は八王子の飲み屋街の路上で迎えた。

周りにはサークルの先輩がいた。

いつも通りだ。

 

20歳になったので、

とりあえずお酒を飲んでみた。

大学に入学してから1年と3ヶ月。

だいぶ待たされた初飲酒である。

ビール、ハイボール、梅酒、ほろよい、ストカン…

色々な酒を飲んだ。

初めて飲んだ酒の味は、

ただの苦い液体で、

お世辞にも進んで自ら飲みたいと思うような味ではなかったが、

みんな同じ酒を飲んでいるので、

これが特段変わったことではないのだろう。

こんなものを美味しい美味しいと飲む人の気持ちはいつわかるようになるのだろうか。

 

飲み始めて3時間後、

ついに酔いが回ってきた。

レポートとサークルの発表会の準備で、

実質4徹状態の私の身体を、

アルコールが蝕んでゆく。

平衡感覚を失い、

足元がふらついた。

変な感覚だ。

これが俗に言う酔っ払った状態なのかと思った。

でも不思議と、

気分は悪くなかった。

 

飲み始めて5時間後、

酒を持ち込んでいたカラオケの閉店時間になったので、

八王子の街にくりだす。

空の明るさとじめっとしたぬるい空気が夏を感じさせるが、

当の私は気持ちが悪くて仕方がない。

理性は保っているが、

口元と足元は少なくとも通常運転ではない。

近くのコンビニで水を買って飲む。

気持ち悪い。

吐き気はするが吐く気はない。

初めての飲酒に吐いた記憶はいらないのだ。

 

ホームで待ち構えていた電車に乗り込み、

死んだように眠った。

途中下車した駅で本当の酔いを実感する。

酔っ払った人はこんな感じなのか。

よく楽しそうにしていられるな。

 

自分が酒に強いか弱いかなどは全くわからないが、

とりあえず水を飲むことを覚えるとしよう。