独り言

本当に独り言です

19の巻

金曜の夜は酔っ払いの質が悪い。

 

明日が休みだから、

いつもより酒を飲んでしまう気持ちもわからなくはないが、

そんな遅い時間に、

そんなべろべろになるまで、

たくさん酒を飲まなくてもいいだろう。

人に迷惑をかけなければまだいいが、

電車の座席に横になって寝るのは迷惑だから辞めてくれ。

あと吐いてるやつ。

お前も同様だ。

 

そんな酔っ払いに文字数を割いているのも勿体ないので、

普通に別の話をしよう。

閑話休題

 

ここ数日、

珍しく人と食事をする予定が立て込んでいる。

先輩と食事に行ったり、

後輩と食事に行ったり、

色々な人と食事をしながらする会話が楽しくて、

財布の中身など忘れて、

ついつい行ってしまう。

 

今日は久しぶりに、

アルコールを入れずに人と食事をした。

ちょっと前まで当たり前のことだったのに、

なんというか少し新鮮で、

少し懐かしかった。

 

20歳になってみると、

19歳っていうのはやっぱり若くて、

そういうのを見る度に、

大人になってしまったなぁという感じがする。

大人になって得たものもあるけれど、

何かを得るということは、

何かを失うということなので、

当然失ったものもある。

 

私は得たものの真新しさに目を奪われて、

すぐにそっちに飛びついてしまうし、

その陰に隠れて、

失ったものには気づいていないことが多い。

 

気づいていないってことは、

それほど重要なことじゃなかったんだろうけど、

昔は重要だったのに、

今は重要じゃないからと言って、

あっさり忘れてしまうのも怖いなと、

そう思っている。

 

ずっと覚え続けていることは、

とても負担のかかることだろうし、

そうしたいわけではないけれど、

忘れてしまいたいわけでもない。

 

ただそこにあった、

その事実を受け止めてあげたい。

変わってしまったことは仕方ないけど、

変わる前を懐かしむことはできる。

今までもこれからも、

そうやって生きていきたいなぁって。

 

それだけ。