独り言

本当に独り言です

変遷の巻

久しぶりにブランコに乗った。

小さい時は日が暮れるまで乗り倒していたのに、

今ではもう酔ってしまって、

5分と乗れやしない。

いつの間にこうなってしまったのだろうか。

 

久しぶりに行った公園の遊具が小さくなっていた。

いや遊具の大きさは変わっていないはずだから、

私の大きさが変わってしまったのだろう。

あれだけ大きいと思っていたアスレチックも、

今は小さすぎてネットを潜れない。

いつの間にこうなってしまったのだろうか。

 

地元の小学校の校舎が大学になっていた。

人が少なすぎて廃校になったのは知っていたけど、

まさか大学のキャンパスとして使われているとは。

校庭を駆け回っていた子供たちの影は、

今ではもう見ることもない。

いつの間にこうなってしまったのだろうか。

 

近所のスーパーが潰れていた。

とてもちっちゃいスーパーで、

コンビニくらいの大きさしかなかったけど、

地元のちょっと大きなスーパーより少し安くて、

友達と外で遊びに行く時に、

飲み物を買ったりしていた。

そんな小さなスーパーも、

今ではもうもぬけの殻だ。

いつの間にこうなってしまったのだろうか。

 

地元の川が綺麗になっていた。

小学生の頃に、

初めてお小遣いを握りしめて、

スワンボートに乗った川。

桜が綺麗で、

長い滑り台のある公園もある。

たくさんの船が泊まっていて、

ちっちゃな魚も釣れた。

そんな川も、

今は綺麗に整備されて、

スワンボートもたくさんの船もなくなってしまった。

ボートの練習場かなにかになるらしい。

いつの間にこうなってしまったのだろうか。

 

知らないうちに、

色んなものが変わっている。

気を抜いて生きてると、

あっという間に置いていかれる。

私の記憶の中の街の風景は、

もうだいぶ昔に置いていかれてしまったみたいだ。