独り言

本当に独り言です

臆病の巻

アニメの名探偵コナンが公式アカウントからYouTubeに公開されるようになって早50日、

みなさんいかがお過ごしだろうか。

 

最近の私といえば、

様々な用事であっちこっち連れ回され、

疲れきって何もない日は布団から出ずに一日過ごすような自堕落な生活を送っている。

 

そして私は、

冒頭で紹介した名探偵コナンを毎日見るようになってから、

全く臆病になってしまった。

 

夜の暗闇にありもしない犯人の姿を思い浮かべたり、

何気ない日常の影に潜む人間の狂気、

はたまた殺人の道具になるようなものを見つけたりしては、

勝手に恐怖に戦くばかりである。

 

特に怖いのは風呂上がりの時間である。

我が家は風呂に入る順番が大抵決まっていて、

私が入るのは最後なもんだから、

風呂から出ると親は既に寝床についていて、

脱衣場のカーテンをめくると、

澄みわたる暗闇と静寂が訪れる。

 

ただ暗くて静かなだけならまだいいものの、

風呂上がりの私はメガネをかけていないことで視力が0.1にまで下がる。

暗闇が余計に見えなくなり、

その結果ありもしない犯人の姿までもが、

たちどころに浮かんでくる。

あぁ怖いったらありゃしない。

 

そんな暗闇に私は勇気をふりしぼり、

風呂場の明かりが届くぎりぎりのところにある、

洗面台の電気のボタンを押す。

煌々と光る洗面台。

胸をなでおろした私は、

そのまま壁伝いに移動しながら、

ありとあらゆる部屋の電気をつけ、

なるべく明るい道を作りつつ部屋に戻る。

 

自分の部屋に着けばようやく一安心。

こんな心の小さな生活を、

最近は毎日のように送っている。

情けない。