マーダーミステリーの巻
Zoom飲み会で初めて、マーダーミステリーなるものをやった。
これは元々中国発祥のゲームで、参加者の中に隠れた犯人を探しながら、各プレイヤーに与えられた目的を達成するのが大筋のシナリオらしい。
このゲーム、一度経験してしまったシナリオは、最後に話の全容がわかってしまうため、二度とプレイできないらしい。
だから、今回はネタバレなしで、今日体験したこの面白さを記したいと思っている。
今回体験してみて思った1番の魅力は、シナリオ展開が推理小説のようになっていることである(これは今回体験したシナリオが、たまたまそういう話だっただけかもしれないが)。
それぞれの人物に、役割と目的、そして行動の記録が与えられる。
それらを組み合わせながら、犯人を探すと同時に、シナリオの全容を明かす作業が、推理小説の流れと非常に近いのだ。
犯人を追い詰めるためには、犯人が嘘をついている証拠を探さなきゃいけないし、それぞれの人物が本当はどういう動きをしていたのかを推測しなければならない。
それを導くことで矛盾がはっきりし、最終的には犯人とわかるという、推理もののドラマなどでも見られるような流れに沿って謎を解くのが、1番の魅力だろう。
私は推理小説や推理もののアニメ、ドラマはわかりかし読んだり見たりしていたので、個人的にはここで何としても勝って名探偵へのステップを踏みたかったのだが、実際やってみると全然上手くいかない。
まず、誰が嘘をついているのか、誰が本当のことを言っているのかわからない。
誰も信用できない状態で、真実を見つけるのはとても難しい作業だった。
そして、人の発言の矛盾というのは、とても見つけにくい。
それぞれに聞いた行動を時系列でまとめていくのだが、これが全然上手くいかない。
ただただ汚い図が出来上がるだけである。
結果、私自身は犯人がわかったものの、それまでの過程がボロボロすぎて、全然予想通りにいかなかった。
自身の目的も果たせず、完敗である。
マーダーミステリー、非常に面白いゲームだったので、次やる時はなんとしても犯人を突き止めたい。
人の発言には注意すること。
前提条件に惑わされないこと。
真実は意外と単純で、考えすぎるのもかえって良くない。