断絶の巻
結局、2回の検査を経てわかったことは、私の体は数値上とても健康なのに、原因不明の熱が3週間続いていることから、何かしらのウイルス性の病気にかかっている可能性が否定できない、というふんわりしたことだけでした。
とりあえず、熱が下がるまでは自主隔離生活が続くみたいです。
最近は体調を気遣って、23時就寝、8時起床の健康的なリズムで生活しています。
8時に鳴るアラームが鬱陶しくならなくなるのは、隔離期間中に気づいた新しい驚きの1つです。
人間、毎日ちゃんとした睡眠時間が確保できれば、朝しっかり起きれるもんなんですね。
今日はとても天気がよかったので、1日の5分の1くらい、ずっと外を眺めていました。
外の世界は緊急事態宣言が解除されているらしく、子供の大きな声は届いてこないものの、近隣の小学校の校庭に生徒の影が見えます。
薄い青緑のような色をしていた木々も、既に深緑色に染まっています。
外の時間の流れはとても早く、それと同時に、部屋の中の時間の流れがとてもゆっくりなように感じます。
隔離期間に入ってから、少しばかり世間と距離を置くようになった気がします。
毎日生きていてもめぼしい変化はなく、LINEにメッセージが入ることも少なくなり、インスタのストーリーの更新頻度は全体的にゆっくりになっています。
この機会にSNSの通知を切ってやろうと思って、特に通知の頻度が高かったLINEとTwitterの通知を切りました。
スマホのおやすみモードは設定していませんが、2つの通知を切るだけでも、十分に世間との距離は保つことができます。
実際にやってみると、常に人との繋がりと接続していた状態から解放され、自分自身が少し自由になった感じがします。
人と繋がることによって存在した焦りや不安、煩わしさから脱却し、自分本位の、落ち着いた生活を送ることができます。
外出を自粛すると、どうしても暇を埋め合わせるツールが少なくなって、SNSなどの簡単な社会との接続に手を出してしまいがちですが、あえて、この時期だからこそ、外界との接続を断って、自分のより深いところに落ちていく感覚を味わうのはいかがでしょうか?
まぁ、もう世間では緊急事態宣言が解除されて、少しずつ活動が再開される見通しなので、今更言っても遅い気はしますが、実践できる人はやってみることをオススメします。
本来、自分は独りであることを思い出して、その“独りの時間”を楽しめたらいいなと、私はそう思っています。
では。