連載の巻
鬼滅の刃が連載終了して、既に10日以上経った。
今までにちゃんと読んだ漫画が、ワンピースとコナン、弱虫ペダルくらいしかなかったもんで、てっきり人気な漫画は長続きするものだと思っていたし、鬼滅の刃も当然そうなると思っていたが、そうではなかった。
自分が漫画と疎遠だったから、漫画の連載というのがいかに当たり前ではないことに気づいていなかった。
コロコロコミックが月刊誌であることをCMの記憶でしか覚えていないくらい、漫画や漫画雑誌と関わりがなかった。そんな幼少期だった。
あれだけ丁寧に絵を描いていれば、きっと1ヶ月なんて時間はあっという間なんだろう。
100日後に死ぬワニが流行っていた時に、100日連載するだけでも十分大変って意見をTwitterで見たが、四コマ漫画ですら大変なら雑誌に載るものは相当大変なはずだ。
私には到底真似できない。たとえ画力があったとしても、そこまで費やせるかわからない。
そう考えると、長年連載している漫画は本当にすごい。
雑誌に載るような漫画もそうだけど、私が小学生の時に毎日チェックしていた「ののちゃん」も、実はとてもすごい漫画だったのかもしれない。
新聞のテレビ欄でその日の気になる番組を一通りチェックし、そこから1枚めくったすぐ裏にあったののちゃん。
あんなに軽く読んでいた漫画の裏にも、きっと隠れた努力があったのだ。
連載にありつくことも、それを続けることも、どちらも非常に根気がいることだろう。
そうしてようやく世に解き放った作品を、知らない輩に無断転載されることが、どんなにひどいことか。改めて考えさせられる。
いつか、気に入った漫画を買い揃えて自宅に並べてみたい。
コナンは絶対に揃える。
それ以外は…また今度考えよう。