独り言

本当に独り言です

読書熱の巻

小学生の時に、何を思ったか1日1冊絶対に本を読もうと思って、毎日のように図書室に通いこんでいた記憶がある。

 

毎日本を読まなければ、という義務感というよりは、毎日図書室で本を借りれば、学校の中で1番本を借りた人になるんじゃね?という単純な発想だった気がする。

 

結果的に私はちゃんと毎日図書室に通って本を借りていたし、個人の貸し出し記録を書き込む貸出カードの枚数は、学年で、いや学校全体で1番多かった。図書委員になって確認したから、恐らく間違いないだろう。

 

中学生になり、1年生の時は、毎日のように昼休みになると図書室に行き、休み時間が終わるまでひたすらに本を読み漁った。

小学校の時はひたすら推理小説怪奇小説を読み漁っていたが、中学校の図書室にブラックジャックが置いてあったため、そこからブラックジャックを全巻制覇し、学習マンガもあらかた読んだ気がする。

 

しかし、2年生になると、教室が図書室から遠ざかってしまい、毎日本を読みに行くこともなくなった。

その代わりに、週に1度の図書委員当番の時に本を借りて、次の週までに返してまた新しい本を借りる形で、本を読む機会は続いていた。

 

その頃は、割と分厚めの小説を読んでいた気がする。

めちゃくちゃ面白かったシリーズがあったのに、今ではもう名前を忘れてしまって、思い出すことすらできない。弓使いか何かの少年が、師匠と一緒に旅をしながら戦って成長していくみたいな話で、「〜〜〜戦記」みたいな名前だった気がするが、ネット検索をかけても「アルスラーン戦記」や「ゲド戦記」ばかり出てくる。

私の記憶が間違っていなければ、多分アルスラーン戦記ではないし、決してゲド戦記ではない。

 

こうして小中と図書室生活を送っていたが、高校に入って、貸し出し記録がデータベース化されてしまった途端に、本を読む気力がなくなってしまった。

図書室に本は沢山あったし、面白そうな本もあったけれど、たくさん読んだことが可視化されなくなってしまい気力が持たず、高校に入って本を日常的に読まなくなってしまった。

 

大学に入っても2年まではそうだったのだが、最近になってまた読書熱が再来している。

3年生になってから、週に1冊〜2冊程度本を買って読む習慣がついた。

これは時間が余っていることもあるし、日常生活でお金を使うことがなくなった影響もあるかもしれない。

 

しかしなにより大事なのは、読み終わった本を積んでいく作業なんだと思う。

積んでいくことで、小学生の時のように、読んだ本の数がわかるのが原動力になっているのだろう。

 

この読書ブームが過ぎたら、またいつ本を読もうと思うかわからない。

だから、今のうちにたくさん本を読もう。