棋聖戦の巻
大学の春学期授業が昨日で終了し、今日は1日予定がなかったので、朝から晩までずっと将棋の棋聖戦を見ていました。
私も幼少期に曽祖父に将棋を教えてもらったり、中学で囲碁将棋部に所属したりしていましたが、将棋はあくまで趣味程度のもので、ほとんどミーハーみたいなものです。
それでも、史上最年少のタイトルホルダーが生まれるかもしれないということで、急遽AbemaTVをダウンロードし、勝負の行方を見守ることにしたのです。
棋聖戦第4局。対戦カードは今話題の藤井聡太七段と「現役最強」の異名を持つ渡辺明三冠でした。
私の中の将棋の記憶は、羽生名人と渡辺三冠(当時は多分三冠ではなかった気がする)の竜王戦7番勝負で止まっているので、タイトルホルダーと言えば、羽生さんかそれ以外か状態の頃です。
なので、今のように色々な棋士が別々のタイトルを持っているのにはびっくりしたし、棋聖戦と王位戦の掛け持ちで疲弊している藤井七段を見ると、当時の羽生さんは相当凄かったんだなと、改めて思いました。
9時に始まった対局は、棋聖戦第2局と同じく矢倉戦(飛車の位置が初期配置のままになり、互いに上からの攻撃を凌ぎながら攻め合う展開)になりました。
私は振り飛車からの美濃囲い(飛車を初期配置から左側にズラし、王を右に寄せて盤面の左側を主戦場にする展開)が好きだったので、矢倉戦の戦い方はさっぱりわかりませんでしたが、解説の話を聞いてなんとなくわかったフリをしながら、対局を眺めていました。
前半は、長考したり、直接ぶつかることがなかったりするので、非常にゆっくりした流れでしたが、後半になると徐々にお互いの睨み合いが激しさを増し、18時を回った頃には持ち時間もだいぶ少なくなって、手に汗握る展開が続きました。
自分が対局している訳ではないのに、持ち時間が10分を切って、秒読みが始まった時の緊張感が凄かったです。
あれを現場で実際にやっている棋士は凄いんだなって、改めて感じました(語彙力)。
19時頃に110手で渡辺三冠が投了。
史上最年少のタイトルホルダーが誕生しました。
これで17歳なのが恐ろしい限りです。
久しぶりに将棋の対局を全部見ましたが、やっぱり将棋は面白いなって、改めて思いました。