ラーメンの巻
久しぶりに外でラーメンを食べた。
友人の薦めで来た、地元の駅前から1本路地を入ったところにあるラーメン屋。
駅はすぐそこなのに、駅前の騒がしさは全くない。
ドアを開けて店内に入ったら、何故か屋根があった。
部屋の中に屋根、変な感じだ。
久しぶりにカウンターに座る。
もうかれこれ半年以上、外でラーメンは食べていない。
初めて来た店なのに、カウンターに座る瞬間は少しだけ懐かしさを感じた。
出てきたのは豚骨醤油系のラーメン。麺は細め。
久々のラーメンに心が踊る。
れんげでスープを掬って、喉に流し込む。
濃厚だけどこってりはしていない、まろやかなスープが口の中を満たしていく。おいしい。
続いて細麺を箸でぐっと掴んで、勢いよくすする。
麺はするすると口に入ってきた。
細いが意外と噛みごたえがある。おいしい。
皿の半分くらいを占める大きめなチャーシューと、濃厚な豚骨スープに負けない少し変わった味のメンマも堪能し、なんならちゃっかりライスまで頼んでしまった。
スープをだくだくにして一気にかきこむ。おいしい。
気がついたら、スープまで全部飲み干してしまっていた。
久々のラーメンは、柔らかくて、とても優しい味がした。