独り言

本当に独り言です

腹下しの巻

ついに私はキムチすら食べられなくなってしまったのかもしれない。

 

私が辛いものを食べると腹を下してしまうことはもはや至極当然のことになりつつあるが、ついにキムチで腹を下してしまった。

そもそもこの症状の始まりは、今から5,6年前、高校の近くにあった油そば屋の辣油が体に合わず、そのまま駅のトイレで30分程悶絶したことにある。この時は食後30分で発症し、ヒリヒリする肛門を労りながら電車に揺られて帰った覚えがある。

 

この時はまだこの店の辣油以外で腹を下したことはなかった。なんならここ1,2年、ここまで辛いもので腹を下すことはなかったはずである。それなのに最近は辛いものを食べては腹を下し、食べては下し、食べては下しの繰り返しが頻繁に発生している。このままいけば数年後には辛いものを見ただけで腹を下す可能性があるが、そんな肛門ゆるゆる野郎には決してなってはならない。

 

この症状、何が1番辛いかというと、辛いものが美味しいことである。口に運んだ瞬間は、香辛料のスパイシーな香りと辛味が口全体に広がり、なんとも美味しくいただくことができる。味だけを考慮すれば、私はそこまで辛さに弱い人間ではないので、辛くて美味しそうなものを見るとつい頼んでしまうのだが、決まってその数時間後には瀕死状態の肛門と感動の再会を果たしてしまう。行きはよいよい帰りは怖い、とはよく言ったものだ。

 

流石にキムチレベルで腹を下すようでは生活に支障が出かねないので、一応原因を調べてみたが、大まかに可能性があるのが、

カプサイシンのせい ②ストレスのせい

この2つである。辛いものを食べた時に発症するので、大方①が濃厚なのだが、そうなると私は永遠に辛いものをまともに食べられなくなるので、②の可能性を捨てる訳にはいかない。

 

そうだ、何もかも全てストレスのせいなのだ!この忌々しいストレスから解放されれば、私は好きなだけ辛いものを食べることができるのだ!

そう信じて、私は自堕落な生活へと舞い戻るのであった。