独り言

本当に独り言です

不幸の巻

昼過ぎ、窓の外に揺れる若葉を見つける。

つい先日春がやってきたと思っていたのに、植物達は既に夏支度を始めていた。

 

明後日からは大学の授業も始まる。

時が経つのはあっという間だ。

無限にあると思っていた人生の夏休みも、気づけばあと1年しかない。

 

1つ上の代が就業していることを、Twitterで実感する。

来年、自分がそこにいるとは到底思えないけれど、今までの経験上きっと私もそこにいるんだろう。

 

自宅というタイムカプセルに封印されている私。

開いた時に懐かしんでもらえるならまだ幸せだけど、そんな時代遅れなものに興味を示す人はいない。

一瞬の幸福の後に、長い絶望が待っている。

 

「違い」が分かる人になりたい。

世の中似たような物は無限に存在するけれど、その同じ部分は見えても違う部分を見つけるのは至難の業だ。

大まかな形さえ見えれば同じ部分はなんとなく見えるけれど、違う部分は細かい所まで知らないと見えてこない。

同じ部分を探すより、違う部分を探す方が余程難しい。

 

例えば食事がそうだ。

私は食事というものに対して無頓着だから、大体何を食べても美味しいと思うし、お店や食材のこだわりなんてものはからきしない。

でも、所謂「グルメ」な人は、食材とか味付けの違いとかが分かるんだろうし、多分美味しいの先を知っているんだろう。

 

私はそういう違いが全然分からない。

違いが分からないから、同じ部分を見つけて満足している。

それはある意味幸せなんだけれど、傍から見れば不幸なのかもしれない。

 

今日の1曲

https://youtu.be/m_t9ZkT01PU