独り言

本当に独り言です

緋弾の巻

⚠️注意⚠

この記事は、めちゃめちゃにネタバレを含む可能性しかないので、「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」をご覧になっていない方は見ない方がいいかもしれません。

この先のネタバレに関しては、あくまでも自己責任でご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

本編

「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」を見てきました。

結論から言うと、今回はちょっと微妙な感じがしました。

なんで私がそう感じたのか、その理由を探ってみようかと思います。

 

 

理由①  誰も死なないストーリー

コナンと言えば殺人事件を名推理で解決するシーンが見所ですが、今回はそんなに人が死にません(15年前の事件を除いて)。

爆発だのアクションだのはいつも通り全開ですが、今回は誘拐事件ばっかりで、人が死ぬ描写は最初のシーンだけでした。

まぁ人が死なないミステリーも普通に存在するので、別に推理物として問題がある訳ではないのですが、殺人事件とその奇想天外なトリック、鮮やかな名推理、みたいなものを期待して見ると少し残念な感じはします。これは仕方ないね。

 

一応今回取り扱うテーマが、WSG(オリンピックみたいなもの)と真空超伝導リニア(リニアモーターカーのようなもの)なので、そこら辺に配慮して意図的に人を殺さなかった可能性は十分有り得ます。一応ね。

あと、今回は脚本家が「相棒」等を手がける人だったからか、所々に社会的な話題やメッセージが含まれているように感じました。

犯人の動機も結構社会派な理由なので、いまいちピンと来ない人もいるかもしれません。これは諦めてください。

 

それと、今回のテーマは「WSG」と「真空超伝導リニア」と言いましたが、実際話に関わってくる割合で言えば「真空超伝導リニア」の方が圧倒的にメインです。「WSG」も設定上関わってはいるのですが、ストーリーが進む上での中心は、完全に「真空超伝導リニア」が担っています。

もう少し「WSG」と「真空超伝導リニア」の絡みがあるかなと思っていただけに、ここは少し残念な気持ちはありました。

 

 

理由②  赤井ファミリー集結…?

今まで予告編で度々「赤井ファミリーが集結する」と言われていましたが、実際見てみると「これで集結なのか…?」という気がしてしまいました。

 

予告編映像だと赤井さん、太閤名人、世良ちゃん、そしてメアリーの現在のポストが明らかにされていたので、私はてっきり4人が協力してどデカいことをやらかすのかと思っていました。

でも、本編では4人全員が登場するものの、赤井・秀吉組と世良・メアリー組がそれぞれ1つの事件に別々に関わっているだけで、4人共闘という感じはありませんでした。

 

これは単に私の予想が外れただけなので、それまでと言えばそれまでなのですが、個人的には少しショックでした。

メアリーの詳細が分かるようになるのは、一体いつになるんでしょうね。

 

理由③  アクションはどこまでエンタメになるのか

ここ数年の劇場版名探偵コナンは、推理シーンよりアクションシーンの方が目立つことが多く、2年前の「紺青の拳」では京極さんが大暴れしていました。

 

今回も赤井さんがめちゃめちゃ遠距離で狙撃したり、リニアが特大ジャンプしてスタジアムに突っ込んだりしましたが、大がかりなアクションが毎年肥大化していて、だいぶフィクションに寄っている(元々フィクションと言われればそれまでですが)のが少し気がかりです。

興行収入も伸びているので、誇張されたアクションシーンは今後も続く可能性が高いですが、流石に登場人物が人間離れしすぎていて、演出の域をはみ出しているような気がしてしまいます。

 

演出としての誇張表現って、どこまでやっていいのか迷いますよね。

皆さんは劇場版名探偵コナンのアクションシーン、どう思いますか?

 

 

良かった所も言おう

散々文句を言ってしまったので、映画で個人的に良かったシーンも言っておきます。

 

①伏線の回収が凄い

前半に出てきた要素をちゃんと後半に回収する点は毎回すごいと思っています。私もそういう脚本が書きたい(願望)。

②格闘シーンのかっこよさ

途中で赤井さん(沖矢昴)と世良・メアリーが戦うシーンがあるのですが、ここはやっぱりかっこいい。みんな強すぎ。

③秀吉の詰将棋

逃走する犯人とFBIのカーチェイスで、太閤名人こと羽田秀吉がめちゃめちゃ鮮やかに犯人を追い詰めます。なんでそんなこと出来るの。

④哀ちゃんがかわいい

前半はいつも通りクールキャラの灰原哀ですが、空港での「私、子供だから」のシーンや、最終盤でコナンを心配するシーン、エンドロールなどなど、今作もかわいいシーン満載です。非常に良い。

⑤主題歌、かっこよすぎ問題

東京事変が主題歌歌っている時点で勝ちです。ありがとうございました。

 

結論

ということで長々と語ってきましたが、殺人事件と名推理を期待している人にとっては、今作は若干物足りない部分もあるかもしれません。

とはいえ映画としての満足度は十分あるので、まだ見てない人は見に行った方がいいと思います。特に最近のアクションたっぷりの劇場版が好きな人や、赤井ファミリーにゾッコンな人はめちゃめちゃ楽しいと思います。

今年は100億突破するんですかね。3日で22億だからきっとするでしょう。

皆さんも今作で良かったシーンとか、好きな劇場版作品とかあれば教えてください。

 

ちなみに私は、天国へのカウントダウン、水平線上の陰謀、漆黒の追跡者辺りが好きだったのですが、これらの脚本を担当していた古内一成さんはもう亡くなられているので、こういうテイストの作品がまた見られないかなと楽しみにしています。

週末の金ローは既に録画予約済なので、何回も見て楽しもうと思います。皆さんも録画予約お忘れなく!

 

今日の1曲

https://youtu.be/zKBCSBfP9TI