【実録】アップグレードシートの巻
先日、イオンシネマに導入されているアップグレードシートを体験するために、早起きして映画を見てきました。
その時の備忘録として、色々書いていこうと思います。
著作権とか色々怖いので写真はありませんが、参考にされる方は是非。
アップグレードシートとは?
アップグレードシートは、イオンシネマの一部劇場で導入されている座席です。
特徴としては、
- 従来より1.5倍広い座席と両サイドに設置されたパーテーションによって演出される個室感
- ドリンク引換券もついて、鑑賞料金+500円という安さ
が主に挙げられると思います。
詳しい説明は、下に公式サイトのURLを貼るので、そっちで確かめてください(他力本願)。
ということで、実際にどんなものなのか確かめる為に、千葉県市川市のイオンシネマ市川妙典に行ってきました。
チケット購入〜ドリンク交換
月曜の朝から早起きして、映画館に向かいます。
この日見たのは、劇場版名探偵コナン「緋色の弾丸」です。他の記事でめちゃめちゃネタバレ満載の雑記を書いているので、映画の内容はここでは割愛します。
映画館のタッチパネルで、チケットを購入します。
アップグレードシートを選択する場合は、座席選択画面になる前に「アップグレードシートを利用しますか?」という画面が表示されるので、そこで「はい」を選択してください。
映画のチケット販売、昔は販売員さんがカウンターにいたのに、イオンシネマはもうタッチパネルなんですね。人とコミュニケーションをとらなくて済むのは嬉しいですが、販売員さんにオススメの席を聞いて席を選ぶことができないのは少し残念です。
ちなみに、私は映画はなるべく真ん中で見る派なので、今回は5番スクリーンのE-6を選びました。
アップグレードシートの料金は「鑑賞料金+500円」となっていますが、シネマチケットやムビチケを使用したり、サービスデー料金を適用したりすることもできるらしいです。
イオンシネマ市川妙典はハッピーマンデーの対象店舗で、月曜日は鑑賞料金が1,100円になるので、今回は
1,100円+500円=1,600円
で映画とアップグレードシートを楽しむことが出来ました。普段、大学生の私が普通に映画を見ようと思ったら1,500円かかるので、実質100円でアップグレードシートが利用できるお得感はすごいです。
チケットを購入すると、座席券とドリンク引換券が1枚ずつ発券されます。
ドリンク引換券は、販売カウンターで好きなドリンク1杯と交換してもらえます(一部対象外のドリンクあり)。
私が行ったイオンシネマ市川妙典では、アルコール類とゴディバのドリンク以外なら自由に選べましたが、店舗によって対象外のドリンクが違う可能性もあるので、今後利用される方は、交換前に一度店員さんに確認することをオススメします。
それにしても、鑑賞料金+500円でアップグレードシートが利用できるのに、300〜500円くらいするドリンクまでついてくるって、やばくないですか?実質タダなんだが?
こういう時の私はドケチなので、普通に450円するフレーバーソーダを頼みました。めちゃめちゃ美味しかったです。
実際に座ってみる
開場とともに座席に向かいます。
アップグレードシートの実際の写真は、公式Twitterに載っているので、そちらで確認してください(公式のツイート↓)
全座席間に飛沫対策のパーテーションを設置
— イオンシネマ市川妙典 (@ac_ichikawa) 2020年12月25日
防疫対策とゆとりを両立した映画館が誕生!
12 月 24 日(木)「イオンシネマ市川妙典」
リニューアルオープン
詳細は👉https://t.co/vHzSY2cpnJ pic.twitter.com/K63AWmEzxx
ちなみに、イオンシネマ市川妙典は通常の席にもパーテーションがついているし、未だに1席ずつ座席を空けて販売を行っています(アップグレードシートは全席販売)。感染対策への意識がすごい。
映画館の感染対策に感謝しつつ、実際にアップグレードシートに座ってみました。
まず座ってみて最初に思ったのが、
めちゃめちゃ広い!!!
アップグレードシート、横幅が従来の1.5倍なのは知っていましたが、足元の広さも1.5倍あるそうです。
だから、前の人の頭が近すぎてスクリーンが見えないなんてことはほとんど起こりえないでしょうし、足を投げ出しても前の座席に当たることはありません。私は上映中ずっと足を組んでいたのですが、前にも横にもスペースの余裕がたっぷりありました。
それと「すみませ〜ん」って小声で言いながら、座っている人の足を避けつつ通路を進むという気まずい思いも多分しなくて済みます。これはめちゃめちゃアドバンテージですね。
あとはやっぱり両サイドのパーテーションのおかげか、めちゃめちゃ没入感が味わえます。
今回は隣に人が座っていなかったので実際どうかは分かりませんが、多分マジで隣に誰かいても気づかないんじゃないかレベルで個室感があります。
ただでさえ横幅も普段より広いのに、パーテーションまであるもんだから、映画を見ていて全く隣の人が視界に入らないんですよね。
とにかく映画にのめり込みたいって人にはオススメです。
座席周りがちょっと気になる…?
座席周りで気になったのは、左側にある上着掛けと荷物置き場、そして右側のドリンクホルダーです。
まず肘掛ですが、右の肘掛は良いとして、左の肘掛がだいぶ浅いです。
多分上着掛けのせいで浅めに作られているのですが、普段左側に寄りかかって映画を見る人にとっては若干使いにくいかもしれません。私が使った感じでは、肘から先の7〜8割が宙に浮く状態だったので、前のめりになって見るというより、しっかり深く腰掛けて見る時にちょっと使うかなぁ、という印象でした。
あと、左肩の隣辺りに上着掛けるフックのようなものがありますが、意外と角度が浅いので掛けるのが難しく感じるかもしれません。
フックがついている板自体にやや傾斜があること、左の肘掛で若干服が前に出てしまうこと、フックの先端にストッパーとしての役割があまりないことなどから、あまりスっと上着が掛けられるようには思いませんでした。もうちょっと板に対して鋭角にフックつけてくれれば良かったのにね、という気持ちです。
荷物置き場に関しては、全く申し分ないです。
サラリーマンのビジネスバッグとか、トートバッグとか、手持ちサイズのカバンなら基本どれでも余裕で置けると思います(幅は要相談)。
リュックは高さとサイズ感が気になりますが、THE NORTH FACEみたいな大きな箱型のリュックでなければ問題ないでしょう。
そして、ドリンクホルダーも至って普通です。
強いていえば、位置が少し手前すぎるように感じました。
アップグレードシートは後ろと左右を木の板で囲まれているのですが、その分肘を後ろに抜くことができないので、ドリンクを取ろうと思うと肘が後ろの板に当たります。そこだけが少し使いにくいかな、と思ったポイントでした。
最後にシートの感触ですが、クッション性や使い心地は特段変わりはなかったように思いました。
もし違いがあったのなら、気づけずごめんなさい。
あと、アップグレードシートはリクライニングがついていないので、もしそこを気にしている人がいれば注意してください。
ちなみに余談ですが、私が選んだ5番スクリーンのE-6席、めちゃめちゃド真ん中で最高でした。
ただ、若干スクリーンに対して近かった印象は否めないので、次はF列の席を取ろうと思います。E列も見るのがしんどい程近くはないですが、画面端に注目するとどうしても反対側が見えないので、画面全体を見渡したい人はF列の方が良いかもしれません。
最後に 〜利用した感想〜
長々と書き綴ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
利用した感想ですが、私はアップグレードシートを使ってみて「結構満足できるが、リピートするかはわからない」という結論に至りました。
アップグレードシート最大の特徴は、やはり「広さ」と「個室感」にあると思います。
足を伸ばせたり、横を気にせず映画に没頭したり、そういう意味ではアップグレードシートはとても満足がいくものでした。
あと、ドリンクが実質タダで飲めるのもポイントです。普段から映画鑑賞中にドリンクを頼まれる方は、アップグレードシートを利用した方が断然お得だと思います。
ただその一方で、広さと個室感というポイントは、普通の席でも十分に賄えているような気もしています。
イオンシネマ市川妙典は、普通の席にもパーテーションを設置している上、座席を1席とばしで販売しています。
実際に普通の席に座った訳ではありませんが、現状だと普通の席でもそこまで狭さや隣の人を感じることはなさそうです。
アップグレードシートの良さはもちろんありますが、私はわざわざ使わないかな、という感じでした。
むしろ、コロナが収束して全席販売が再開されたり、普通の席にも導入されているパーテーションが撤去されたりした時にこそ、アップグレードシートの良さが最大限発揮されるのではないでしょうか。
もしその時が来れば、私も是非またアップグレードシートを利用して、ワンランク上の映画鑑賞を楽しみたいと思います。
以上、イオンシネマのアップグレードシートの体験レポでした。
完全に自分向けの備忘録として書いていますが、誰かの参考になれば幸いです。
今度映画を見る時は、普通の席も利用して違いをレビューしてみようと思います。
それではまた。