独り言

本当に独り言です

失態の巻

今まで散々店員が怖いと言ってた私だが、今日は服屋の店員より怖い店員に遭遇した。

ヤマダ電機の店員である。

 

授業で使うガンプラを買うために、私は1000円札を握りしめてヤマダ電機に向かった。

結局目当てのガンプラはなかった。しかしここで、あろうことか私は「せっかくヤマダ電機に来たんだし、最近パソコンのストレージ不足が深刻だったから、ついでにポータブルSSDでも見てから帰ろう」と思いついてしまったのである。

これが恐怖の始まりであった。

 

パソコン周辺機器売り場のある階についた私は、ポータブルSSDを探しにフロアをうろついていた。

しかしここで誤算が生じる。道中で会う店員の数が明らかに多すぎるのだ。

恐らく万引き対策も兼ねているのだろうが、頻繁に感じる店員の視線は臆病者の私を震え上がらせるには十分すぎるくらい痛かった。そして、そういった視線を浴びることで、私の行動はより変質者に近いものになっていくのであった。

 

さらにここで、私は大きな失態を犯した。

私はたった1000円しか持っていない。即ち、何をどう頑張っても今日は絶対にポータブルSSDを買えないのだ。

だが、家電屋の店員というものは往々にして気安く話しかけてきて、有り余る機械関連の知識をひけらかしてくる生き物であり、一度話しかけられたらそれが最後、死ぬほどセールストークを浴びせられることは間違いなく免れられない。

そして、小心者の私はそのセールストークを断ることができない。かといってセールストークを浴び続けた後に「今日はお金がないので買えません」と言い出すことも、限りなく不可能に近い。

つまり、私は手持ちが1000円しかない為に、店員に話しかけられた瞬間、どんなルートを選択しても死というバッドエンドを避けられないことが確定してしまっていたのだ。APEXでもここまでの試練はないだろう。

 

結局、私は店員に話しかけられないように、そして店員に万引き犯だと思われないように細心の注意を払い、恐らく1番店内で不審な動きをしながらポータブルSSDを探し、目当てのものがないことを即座に確認して、その場を立ち去った。

 

こんなに怖い思いをしたのは久しぶりだった。

次からヤマダ電機に行く時は、財布の中身と店員の挙動に注意して行くことにしよう。

 

今日の1曲

DENIMS - “Crybaby" (Official Music Video) - YouTube

DENIMS - “I’m” (Official Music Video) - YouTube

DENIMS - "そばにいてほしい" (Official Music Video) - YouTube

↑DENIMSの3枚目のミニアルバム「more local」より。こんなに素晴らしくて優しいバンドはないんじゃないかというくらい、綺麗で柔らかいバンド。決してこちら側に干渉してくることはないけれど、それでも何故かすぐそばに居るような、そんな優しさがあります。他にもいい曲が沢山あるので、まずは眠れない夜に1人で聴いてみてください…