独り言

本当に独り言です

ギャラリーの巻

後輩の美術展を見に、自転車を走らせること1時間。

 

着いた先は、古ぼけたビル。

雰囲気のある建物に怯えながらも、ゆっくりと階段を上がると、目の前に目当てのギャラリーがあった。

 

ビルの外見とは似ても似つかない、白を基調としたその部屋には、大小30ほどの作品が展示されている。

その中でも、後輩の作品は部屋の一番奥に飾られていた。

 

思えば、こういう展示を見に行くのは人生で2度目である。

そして、どうもこういう場所は慣れない。我々が作品を見ているようで、実際は作品や作者に我々が品定めされているのだ。作者の知人という立場であっても、我々ど素人が冷やかしに行くような場所ではないのかもしれない。

 

部屋に入って暫くは、突き刺さるような視線に惑わされていたが、しばらくすると集中して作品を見る余裕も出てくる。

作品を近くで見つめ、遠くで眺め、考える。時折作者に解説を入れてもらって、新しい発見をする。楽しい。

 

印象に残っているのは、2つ。

和紙でできた膝と、深く吸い込まれそうな青。

どれも初めて見るものばかりで、とても美しかった。

 

結局2時間ほど滞在して、ギャラリーを後にした。

久々に後輩にも会えて、作品も見れて、とても有意義な時間であった。

記念にギャラリーで買ったポストカードは、大事にしまっておくことにしよう。

 

今日の1曲

春野 - Love Affair (lyrics) - YouTube