独り言

本当に独り言です

苦手の巻

この前ふと考えたこと。

どうして私は初めて会う人、初めて行く場所が苦手なのか。何がそれらを苦手にさせているのか。

 

何となく苦手だとは思っていたが、その原因は考えたことがなかった。

なぜなら、それらはだいたい「人見知りだから」という性格的な面で言い訳することが可能だったからである。

ただ、性格的に厳しいものはどうにもならないかもしれないが、他に要因があるならば、意識することで改善できる可能性もある。

せっかくだから、少し考えてみる。

 

まず、場所について。

私は基本、一度行ったことのあるお店にしか行かない。系列店であることが明確であれば、初めて行く店舗でも入れるが、少なくとも1人で全く知らない店に入ることはない。セルフ一見さんお断りである。

 

居酒屋は基本鳥貴族しか行かない。他の人に誘われた時は別だが、自分から行こうと言う時はほぼ100%鳥貴族になる。

床屋も普段行っている店にしか行かない。これは店や店員にこだわりがある訳ではなく、単に他のところに行く心理的ハードルが高すぎて、同じ店にしか行けないのである。

買い物をする目的で初めての商業施設に行くことはあるが、街ブラみたいなノリで商業施設に行くことはほとんどない。そういう場所は、大抵店内の雰囲気にのまれるか、何かを買わなきゃという罪悪感に苛まれるか、万引き犯だと思われないように気をつけることで精一杯になるので、行かない。

1人で旅行をすることは全くない。それは単に金がかかるからという理由もあるが、一番は旅館の予約が面倒だからである。予約サイトのシステムもよく分からないし、その旅館が本当にいい旅館なのかも分からない。結局いくらかかるのかもイマイチ分からないし、色々なものがわからない。結局全部面倒くさくなって諦めることになるのだ。

あと、たまにしか行かない市役所とか郵便局とかも苦手だ。屋内のスペースに余裕がない上に、文字がたくさんあって初見殺しすぎる(実際には初見ではなくても)。それに、窓口が多すぎるが故に、自分の目的を果たせるのがどの窓口か分からないで詰むし、かといって解説してくれる紙がある訳でもない。あったとしても見つからない。職員はカウンターの向こうにしかいないし、整理券がいるのかいらないのかも分からない。怖い。無理。退店。

 

こうやって書いてみると、私は初見の場所を全て蟻地獄かなにかだと思っているような気がする。

基本的に入ってみないと分からないことが多すぎる。なんなら入ってもわからないことだってある。それが良くないのだ。

例えば、ここは支払いは先払いなのか後払いなのか。居酒屋であればチャージはあるのか。自分はどこに並べばいいのか。整理券は必要なのか。どういうシステムでお店が回っているのか。どういう立ち回りをすればお互い楽なのか。そういったことが、全部入ってみないとわからない。これが非常によろしくない。

この前、オードリーのオールナイトニッポンで、若林さんがコンビニでアイスコーヒーの買い方が分からず店員に注意されるという話をしていたが、そういう初見殺しが多いのが、初めて行く場所なのである。

そんな初見殺しばかりの場所で、狭い屋内に入ってから呆然と立ち尽くしていたら、周りには変なやつに見られるし、店側にとっても邪魔でしかない。なにより自分が恥ずかしくなる。そんな思いをするくらいなら、いっそ行くことをやめてしまえという判断になって、今に至る。

 

ここまで来ると、私ができる対策は、1人で初めて行く店に行かないことか、インターネットで最大限予習をすることくらいしかない。

お店のシステムや入店から退店までのプロセスを、事前に外に貼り出してくれるお店はないものだろうか。それともみんなが当たり前にできることにビビり散らかしている私が悪いのだろうか。

 

だいぶ長くなってしまったので、初対面の人が苦手な要因はまた今度考えることにする。

 

今日の1曲

Ginger Root - "City Slicker" (Official Music Video) - YouTube