独り言

本当に独り言です

光の巻

最近夏のはじまりを感じる文章からブログを始めがちだけど、

それくらいいつの間にか夏は近づいてきているし、

空は青いし、

雲は高いし、

風がさらさらしていて気持ちいい。

明日からの雨の天気予報は憂鬱だけど、

雨が降るのもたまには悪くないよね。

靴が濡れなきゃの話だけど。

 

どこの誰か知らないが、

来年秋までの期間限定と言っていたのを聞いて、

豊洲のチームラボプラネッツに初上陸。

お台場のチームラボボーダレスも楽しかったけど、

プラネッツもプラネッツのよさがあったし、

どちらも優劣つけ難いのは、

火を見るよりも明らかだよね。

 

なんかあんなに人工物を綺麗だと思うのは久しぶりな気がして、

純粋に作品を楽しめた気がする。

なんとなく造られたものを偽物だと思ってしまう癖があって、

光の動き方とか、

作品の動き方とか、

全部コンピューターに制御された作り物だと思った途端に、

きっとその作品はただの電飾の集合体に成り下がってしまうんだけれど、

今日はそんなことが一切なかった。

 

見えるものだけが真実じゃないって、

昨日見たコンフィデンスマンJPで言ってたような気がするけど、

今日見た景色は全部真実だし、

今日過ごした時を嘘だとは思いたくない。

それだけ僕にとって今日は特別な日だったし、

とても楽しい1日だったのだ。

 

ただ光が動いているだけなのに、

僕らはそこに奥行を感じるし、

ただ光が動いているだけなのに、

僕らはそこに速さを見出す。

 

縦横無尽に、

かつ規則的に動く光を見つめている。

どこからかわからないけれど、

遠くから水の音が聞こえる。

そこには何か意味があって、

ひとつひとつがその意味を僕らに伝えようとしている。

僕らはその中に溶け込んで、

日常とは違う世界に包まれて、

深いところにそっと落ちていく。

周りにはなにもないし、

なんでもある。

鏡の奥に広がる無限の彼方に思いを馳せて、

現実と虚実のありもしない交差点を見つめる。

 

当たり前すぎて忘れていたけれど、

世界でなによりも情報を介する媒体って、

光なんだろうな、

って思った。

光があるおかげで、

僕らは情報を共有できるし、

光があることで、

僕らは意思疎通ができるし、

光があることで、

僕らは世界を見ることができる。

 

そんなことを思う日曜の夜。

明日は月曜日。

予報は雨。