検査の巻
午後5時半。
地元の病院に連絡したところ、レントゲンと血液検査をやってくれるとのことで、約3週間ぶりの外出。
病院は半ば厳戒態勢で、看護師さんも全員フェイスシールドと簡易防具服を身につけている状態。
ここまでされるとめちゃめちゃ申し訳ない気持ちになる。
疑われている身で言えることではないが、こういう病気に対応するのはとても大変だろうし、気も張りつめるだろうし、医療関係者はこんなに頑張っているのに、それが果たして伝わっているのか、報われているのか、少し心配になる。
診察室に通されて、聴診器を当てられた後、肺のレントゲンを撮影し、パルスオキシメーターで酸素飽和度を測定された。
パルスオキシメーターというのは、指先を機械で挟み、動脈血の酸素飽和度を測る機械のことだ。
私の数値は97だったが、先生が言うには20歳男性なら99〜100くらいあってほしいとのことで、気持ち数値が足りないらしい。
肺のレントゲンでは白いところは見当たらなかったが、昔喘息を患っていたことを考えると少し気にしておく必要があるらしい。
そして最後に血液検査をするための採血がある。
看護師さんが上手くルートをとってくれたので内出血もなく、痛みもほぼ全くなかった。
採血を終えて待合室で待っていると、宅配便(?)の人が採血した検体を受け取りに来た。
恐らく事前に頼んでいたのだろうが、このスピード感である。
知らないところで起きていた発展を垣間見た瞬間だった。
血液検査を受けて、今後の方針は判断されるみたいだが、夜だけ微熱が出るなら抗生剤が効くかもしれないということで、抗生剤が処方される。
ホクナリンテープ(喘息の治療などで使う、身体に貼るタイプの薬?)も受け取り、30分程で帰宅した。
次の診療はどうやら月曜日。
血液検査で何かわかることになるかもしれないが、できればいい結果であることを祈っている。