無心の巻
今年も残すところ1ヶ月と少しになり、気温もグッと下がって外も冬めいてきている。
ランニングをしようと外に出ると、猛烈な北風に襲われた。
こんな嫌な思いをするくらいなら、家にいればよかったと後悔するも、時すでに遅し。
しっかりジャージに着替え、運動靴を履くと、家に帰るのにも気力がいるようになる。
地元の周回コースに向かい、入念な準備運動を経て走り出す。
ランニングを始めて3回目。今のところ毎回走る距離が順調に伸びており、体力の回復を感じさせる。
落ち葉が渦を巻く上を、無心で走り抜ける。
地元の銀杏並木も、軒並み葉が落ちてしまい、残ったものも寂しそうにひらひらと空を泳いでいる。
が、息が上がった私にそんなものは関係ない。痛む脇腹を抑えつつ、何とかして前回より長く走ろうと、懸命に足を動かすので精一杯だった。
今日はなんとか5kmを走破。
また数日休んで走ることになる。
次はどうか、もう少し気温が上がっていますように。