発症の巻
花粉症が発症した。
ついに始まってしまった。
外を歩くとたちまち鼻水とくしゃみの辛さが襲ってくる。
まともに呼吸ができない。
困った。
例年もっと遅く始まっていたから、
まだ大丈夫だろうと高を括っていたのが仇となった。
迫り来る花粉の猛威。
花粉なんて本当は敵じゃないのに、
身体が勝手に勘違いしてやっつけようとするから、
花粉症になるんだってね。
恐ろしいもんだ。
敵じゃないものを攻撃しようとするなんて。
そんな攻撃的な身体に育てた覚えはないんだけどなぁ。
久しぶりに1日休みだったから、
耳鼻科に行って薬を処方してもらおうと思っていたのに、
耳鼻科がまさかの臨時休業。
そりゃないって。
仕方ないから薬局で市販薬を買って帰宅。
ついてないね。
部屋に帰ってベッドに倒れ込むのが日課なのに、
花粉が服についているせいで、
迂闊に倒れ込めない。
1回そのまま倒れ込んだせいで布団に花粉がついて、
寝ているのに鼻水とくしゃみが止まらなくなった。
それなのに母親は換気と称して窓を開けるし、
患者としてはたまったもんじゃない。
これで部屋でも鼻水とくしゃみが止まらなくなったら、
どうしてくれるんだ。