臆病者の巻
私はやっぱり臆病者だ。
最近、卒論の資料集めを兼ねて図書館に通っている。
ここは雑誌の蔵書数が多いことで有名らしく、私もゼミの先生に薦めてもらい、この前初めて訪ねたばかりであった。
1回目の利用時はもう散々で、施設の使い方がよく分からず、かといって誰かに聞く勇気もなく、結局そこら辺の閲覧席に座って、そこら辺にあった雑誌(そこら辺にあるだけでも相当な量がある)を色々眺めているだけで利用時間が終わってしまった。
なんとも恥ずかしい話である。
今日は2回目の利用だった。
さすがに前回と同じまま終える訳にはいかない。
私は勇気を出して、開架書庫への入室申請をすることにした。
しかし、やはり怖い。かといって勝手もよく分からない。
そんなことで申請カウンターの前で明らかに不慣れな挙動をしていた私を見て、職員の方が丁寧に使い方を教えて下さった。マジで助かった。
申請すれば開架書庫の本も閲覧席で読むことができますよ、と教えていただいたが、申請する勇気がなかったので、結局1時間半開架書庫の中で本を立ち読みしていた。足にじんわり疲労が溜まっていくのがよくわかった。
続いて、閉架書庫の資料を取り寄せるために、館内の蔵書検索パソコンから資料を探して取り寄せることにした。
開架書庫にいる間にこっそりネットで使い方を予習していたので、そこまで激しく戸惑うことはなかった。しかし、請求書の扱いがよく分からなかったので、本来パソコンからプリントアウトして提出するものを、結局手書きで書いて出すことにした(紙の請求書もパソコンの横に置いてあったのでなんとか助かった)。
こんな感じで過ごしていたら、あっという間に2回目の利用時間が終わってしまった。
明日はいよいよ3回目。さすがにちょっとは図書館の使い方も慣れてきたと思うので、明日はスムーズに利用できると思いたい。