新駅の巻
雪が降った。
数日前までの陽気な天気から、春の訪れを待ち侘びていたのに、冬に逆戻りである。
久々に出かける日に限って雪とは、ついているのかついていないのか。
自宅の最寄り駅から電車に乗ることおよそ30分。
話題の新駅、高輪ゲートウェイ駅に到着する。
真新しい看板を眺めながら、あれだけやいやい言われていた駅名も、なってしまえばそこまで違和感もないな、と感じた。
京都だかどっかには今度もっと長い駅名が誕生するらしい。
実際、話題になっているから意見が出るのであって、別の話題になってしまえばそこまで関心もなくなるのである。
駅はホーム階から改札階まで吹き抜けになっていて、天井がとても高く、広々とした感じがする。
改札階からホーム階を見下ろす景色は壮観で、電車を上から見下ろしている感覚というのが少し新鮮な気がした。
駅は全体的に真っ白というより少し生成り色っぽくなっていて、所々木の素材も使われていたり、真っ白よりも少し温かみを感じた。
駅の外には開業日の記念切符を求めて長蛇の列ができていた。
並ぶ人々に雪が煽られていく。
駅の外側はそこまでまだ発展しているという感じはなくて、どちらかというと少し閑散としたというか、だだっ広い感じも覚えた。
これからその空いているスペースに新しい何かが出来るのだろうか。
高輪ゲートウェイ。
ゲートウェイ感(?)はよくわからなかったけれど、これも使っていれば馴染んでくるんだろうな。
そういや、渋谷の新ホームはまだ行ってないし、今度行ってみようかしら。