独り言

本当に独り言です

心の開き方の巻

電車に揺られること30分、いつの間にか座ってウトウトしていて起きたらちょうど乗り換え駅の扉が閉まった。

そのままガラス越しに消えていく駅、駅、駅。

物の見事に寝過ごしたのである。

ちゃんと2限に間に合うように電車に乗った努力は5秒で儚く散り、次の停車駅まで鉄の箱に閉じ込められること6分。ホームに降りた僕はそのまま反対方面の電車に飛び乗って大学に向かう。

 

寝不足の理由は主に2つあって、1つはサークルに向けて脚本を書き直していたから。

もう1つは、飲み会で美味しいご飯を食べていて終電を逃し、1時間半もかけて家まで歩いて帰ったどこかの誰かさんとお話してたから。

駅から学部棟まで3分弱で到着するという記録を打ち立てるも結局2限には間に合わない。

まぁそういう日もあるよね。

仕方ない仕方ない。

 

友達と心の開き方の話をしたので今日はちょっとそのことについて。

 

僕的に心の開き方は2種類あると思っている。

1つ目はからくり箱タイプ。

これは、完全に心を開くまでにいくつもの鍵やギミックが隠されていて、それをひとつひとつ解き進めることで相手の懐に飛び込もうとするタイプの心の開き方で、割と表と裏みたいに境目がはっきりしていて階層が少ないことが多い。

2つ目はお城タイプ。

これは、城下町、外堀、内堀、1階、2階、・・・、天守閣のように心の中に開かれている領域と閉ざされている領域があって、人によってどこまで入ってこれるかが変わってくるタイプの心の開き方で、表と裏みたいな境目がはっきりしてなくて、階層が多いことがしばしばである。

 

僕の場合はお城タイプで、人毎に見せる範囲は全然違うと思っている。

大抵の人は外堀周辺であしらっているし、僕も相手の心の外堀程度にしか入れていないと思っている。

けど何人かは僕のお城の2階や3階から見える景色を知っているし、僕も誰かの城内に入りたいと思っている。

城内に来てほしいと思っていても城内まで入ってきてくれない人もいるし、外堀で止まっていてほしいのに城内までズケズケと入ってこようとする人もいる。

そのやり取りというか距離感の測り方がすごく難しくて、いつもやりきれない思いを抱いている。

 

天守閣からの景色は僕だけしか知らないし、どんなに仲のいい友達や両親であっても見ることはない。

好きな人とかできたら見せたいとは思うけど、きっとそう簡単には行かないんだろうな。