お笑いポイントの巻
自分の中で、笑うポイントが少しずつ分かってきたような気がするので、ここで一度まとめてみる。
私が笑うかどうかを左右する条件は、今のところ大きく2つあると思われる。
ひとつは、主観でいられるかどうか。
もうひとつは、予想を外してくるかどうか、である。
1つ目、「主観でいられるかどうか」というのは、自分がその場にいるような気持ちになって、「この後は果たしてどうなるんだろう」「次に相手は何を言ってくるんだろう」という緊張感を持つことである。
要は、自分がツッコミの立場になれるかどうか、なのかもしれない。そしてどれだけ笑えるかは、自分がしたツッコミと、画面の中のツッコミが似ているかどうかで、恐らく変わってくるのだと思う。
2つ目の「予想を外してくるかどうか」というのは、自分が予想していたボケと違うボケをしてくるかどうか、ということである。
正直、自分の予想の範疇であれば、そこまで面白いことはない。稀に同じことを繰り返して言うのが面白いというのはあるが、ここまで来ると演者のキャラクターや間など、他の要素を含めて面白いような気がするので、もっと高度なテクニックなのだろう。
あと、笑うタイミングも大きく2つあることに気がついた。
ひとつはボケの時。これは単に予想だにしないボケが来た時というのもあるし、ボケの言い方や全体の構成、言っている本人の影響もあるかもしれない。
もうひとつは、ツッコミの時。ツッコミが面白い時は、ワードチョイスがすごかったり、ボケが何をやっているのか分からなかったのがツッコミを経てわかるようになったりする時が多いような気がする。
だんだん自分のお笑いポイントがわかってきた。
これは何かの役に立つだろう。
今日の1曲
パスピエ - ミュージック (Official Lyric Video) PASSEPIED - Music (Official Lyric Video) - YouTube
夏の背中の巻
突然終わりを迎えた夏に、驚きを隠せないでいる。
風呂上がり、火照った体を冷ましに夜風にあたろうとした時、私は妙な涼しさを覚えた。
それまでであれば、風呂を出ても暫くは汗が止まらず、まともに服を着られる状態になるまで20分ほどを費やしていた。鼻筋には大粒の水滴が行列をつくり、顎から滴り落ちる汗を幾度も拭うことがあった。
しかし、今日は違う。体についていた水滴はたちどころに消え失せ、さらには冷たい風が私の体を蝕もうとすらしていた。半袖半ズボンのパジャマを着ても、窓を全開にすると全身を指の腹でなぞられているような感覚になった。
時計を見ると、9月1日。
いつの間にか9月になっていたことも驚きであったが、昨日まですぐそこにいた夏の姿がもうすっかり見えなくなってしまったことの方が、私には少し残念であった。
気温はまだ高いけれど、この空気にはどこか落葉を思い起こさせるところがある。
夏の背中が、雲の向こうに消えていった。
今日の1曲
推しと新譜の巻
私は少々、アイドルのファンというものを見くびっていたのかもしれない。
その日、私は初めて秋葉原の電気街を訪れた。
目的はただ1つ、現在絶賛どハマり中の声優アーティストユニット「DIALOGUE+」の1stアルバム『DIALOGUE+1』を手に入れることであった。
そもそもなぜ私がここまでDIALOGUE+にハマったのかと言うと、きっかけはYouTubeの1本の切り抜き動画だった。田中秀和が編曲を担当した、DIALOGUE+のデビューシングル「はじめてのかくめい」を、ゆゆうたが発狂しながら耳コピしていたのである(デビューシングルのMVはこちら→【MV full size】Debut single「はじめてのかくめい!」【DIALOGUE+】 - YouTube)。初めてこの動画を見た時は、「なんかめちゃめちゃえぐい曲があるな」というくらいで、正直誰が歌っているかなんて全く興味はなかった。
ここから現在までの紆余曲折は割愛するが、要約すると、たまたま見ていたアニメ「弱キャラ友崎くん」の主題歌をDIALOGUE+が担当していたことで「はじめてのかくめい」以外の曲も聴くようになり、先日発表された「プライベイト」のMVで完全に“落とされ”、気がついた時にはメンバー全員の顔と名前を覚え、DIALOGUE+を推すようになっていた、という具合である(私がうっかり落とされてしまった「プライベイト」のMVはこちら→【DIALOGUE+】「プライベイト」Music Video Full ver.【1st Album】 - YouTube)。
今まで「好きな歌手」と呼べる人には何度か出会ってきたが、「推し」と呼べる存在に出会ったのは、22年生きてきて初めてのことであった(ちなみにDIALOGUE+のメンバーはそれぞれかわいらしい部分があって、全てをここに書くのは難しいのですが、中でも私が1番推しているのは“やかん”こと鷹村彩花さんです。声が特徴的だから比較的わかりやすいかも。特に髪をショートにしてからありえんほどかわいくなっていてすごい(語彙力))。
前置きがだいぶ長くなったが、そんなこんなで私は秋葉原の電気街に降り立った。
なぜ秋葉原に来たのかというと、今回のアルバム、先着順ではあるが様々な特典がついており、その特典を配布している店舗が秋葉原に多かったからである(あと一応家から比較的近かったからというのもある)。
その特典も店ごとに変わるため、私は数日前からどこの店舗でアルバムを買うか真剣に悩んだ。そしてその結果、私はまずAKIHABARAゲーマーズ本店に向かった。
初めて訪れるゲーマーズ。右も左もわからぬまま店内を進み、なんとかCD売り場を見つけた。
しかし、そこに書かれていたのは「特典終了」の文字。
は?おかしいだろ?今日まだフラゲ日だぞ?発売日ですらないんだぞ?なのに特典終了ってどゆこと?と思ったが、そんなことを言ってもしょうがない。特典が欲しかったのは事実だが、それだけDIALOGUE+が人気であることも事実であった。
私は諦めて店を出ると、次の店を目指した。
しかし、ここで私の見通しの甘さが露呈する。
次に行ったアニメイト秋葉原本館では、買おうと思っていた通常盤が売り切れ、再入荷の見通しも立たない状態であり、その次にいったとらのあな秋葉原店でも通常盤は見つからなかった。
ここで迷いなく初回限定盤を買えればよかったのだが、私もそこまで羽振りがいい訳ではない。私は泣く泣く店を後にすることしかできなかった。
結局、秋葉原では3店舗回って3戦全敗。
一定間隔で道端に立ち並ぶ、本物のメイド達(彼女らを本物と呼ぶのが正しいかと言われると違う気もするが)に怯えながら、初めて入る見知らぬビルに怯えながら、必死に秋葉原を回ったのに、目当てのものは獲得できなかった(その後、普通にタワレコで買ったけど)。
まさか、こんな形でDIALOGUE+の人気っぷりを、そしてファンの本気を見ることになるとは思わなかった。
今度から、欲しい特典がある時は、ちゃんと事前に予約をして買うようにしよう。
あと、初回限定盤を迷わず買えるくらいの貯金はちゃんとしておこうと思った。
DIALOGUE+、何もかもがいいのでみんなで応援しましょう。
推すなら今です。
今日の1曲
【DIALOGUE+】「透明できれい」Music Video Full ver.【1st Album】 - YouTube
腹の中の巻
数日前から、何故か腹を下している。
原因はわからない。単に冷房にあたりすぎただけかもしれないし、未知のウイルスかもしれない。元々お腹が弱いこともあって、理由をつけようと思えば無限に見つかりそうだ。
症状もお腹がゆるい以外は特にないため、判断のしようがない。今のところ味覚も嗅覚も正常に機能しているので、コロナではないと思う。
それにしても、何日も続けて腹を下しているのは珍しい。ビオヘルミンを飲んでも、治まる気配は今のことろない。
一体、私のお腹に何が起こっているのだろう。
今日の1曲
【DIALOGUE+】「アイガッテ♡ランテ」Music Video Full ver.【1st Album】 - YouTube
面倒の巻
最近、段々色々なものを面倒くさく感じるようになってきているという感覚がある。
例えば、卒論。
夏休みに入った時はめちゃめちゃやる気だったのに、なんだかんだここ2週間くらい全く手をつけていない。卒論が面倒くさいというより、卒論に手をつけるのが面倒くさいと思い始めている気がする。
これ以外にも、様々なことが面倒になっている。
特段これといった具体的な症状が出ている訳ではないけれど、精神的に面倒くささの階段を登っている感覚はある。
ただ、それでいて面倒でないこともある。
最近顕著なのは、自転車で移動することである。
専ら電車移動をしなくなってから、どこに行くにも大体自転車に乗っている。
このクソ暑い夏でも、自転車であれば平気で2時間くらい漕ぐことができる。多少疲れるし、めちゃめちゃ汗はかくし、家に帰ると途端に眠くなるけれど、それでも自転車での移動を面倒だと思ったことはない。不思議なこともあるもんだ。
こうも色々面倒だと、どんどんやる気がなくなっていく。
やる気がなくなると、何も手につかなくなる。
そんなのんびりしている場合じゃないんだけどなぁ。
今日の1曲
かばんの中身の巻
出かけることが少なくなった今、新たな心配事が生まれた。
かばんの中身問題である。
2年前までは、毎日のように出かけることが当たり前であったため、大体いつも何を持っているか、必要なものは何か、というものが体に染みついていた。
しかし、出かけることが減った結果、最近の私は、出かける時に何を持ち歩いていたのかすら、もう思い出せなくなってしまったのである。
そして、それに伴って、私は出かける時にめちゃめちゃ荷物を気にするようになった。
1つは出かける準備をする時だ。
ただ買い物に行く時や、いつも行っている習い事に行く時は問題ない。だが、誰かと外で会う時や、今まで行ったことのない所に行く時は、荷物の準備にかなり時間がかかるようになった。
たった数時間の外出でも、持ち物準備だけは修学旅行並の気合を入れている。入念にリハーサルを重ね、必要そうなものをかばんに入れる。そして本当に必要なものが入っているか不安になって、結局出かけるまでに5回くらい荷物を確認する始末である。
そして、もう1つが出先から帰る時である。
普段から出かけていないせいで、かばんの中に何を入れたか自信がない。出先で色々なものを入れたり出したりすると、帰り道で本当に行きと荷物が一緒かどうか不安になって、これもまた4,5回確認する羽目になる。
あれ?これは来る時に入れたんだっけ?あれ?結局あれは不必要だと思って家に置いてきたんだっけ?と不安になり、終始不安なまま帰宅することもある。
この1,2年の間に、私のかばんの中身はすっかりブラックボックスになってしまった。
不安で仕方ない。
今日の1曲
新品の巻
長年使っていた筆を、新しくすることにした。
もう何年使っていたのかもわからない。
少なくとも3年は使っているはずだが、それも定かではない。
使い古した筆は、先が痩せこけて短くなってしまっていた。筆の腹はすっかり硬くなり、短くて硬い毛がぴょんと飛び出している。軸も色褪せて、所々白い線が見えるようになっていた。
今の筆でもまだ書けないことはないが、やっぱり細かい所で硬い毛が邪魔をしてくる。
先生と相談して、新しく筆をおろした。
真っ白な毛先に、黒い墨がすっと入ってゆく。
その心地良さと、少しの罪悪感。
新しい筆はとても柔らかく、手を包み込むかのようであった。
今日の1曲
RIRI 「luv luv feat. Junoflo」(Prod. by Ryan Hemsworth) Music Video - YouTube