独り言

本当に独り言です

風の巻

8時間睡眠っていいね!!!

 

いや唐突に何言ってんだって話なんだけど。

GWでなぜか生活習慣が改善されたせいで今日は8時間ぐっすり眠れたんだけど、

8時間寝るとこんなにも調子がいいのかというくらい生活の調子がすこぶるよい。

立夏を過ぎて季節も夏に向かいつつあるし、

朝起きた時に寒さに震える日もなくなったし、

短い春をいつの間にか通り過ぎて、

季節は快速で進んでいく。

まもなく夏に到着いたします。

季節の変わり目にはご注意ください。

 

この時期の風はとても心地よくて、

腕まくりした僕の腕を撫でるように、

ふわりふわりと流れていく。

僕がもし生理用ナプキンかオムツの広報担当者なら間違いなく今日の風を採用するのだが、

そんなことは何をどう間違っても起こらないから安心してくれ(なにが?)。

 

風を纏って歩くってこういう感じなんだろうなって思う。

カラッともしていないし、

ジメジメもしていない。

ちょうど良い乾き具合で、

ちょうど良い速さで流れていく風を、

腕のまわりに、

服のすきまに、

首のうしろに身につけて歩いていく。

足元には無限に広がる芝生があって、

それ以外は何もない。

小さな丘の上に立っている僕は、

息を大きく吸い込んで歩き出す。

なんて雄大で、

なんて自然なんだろう。

 

こんなゆったりした生き方をしたいけれど、

現実の僕はアスファルトの上に立って、

天に向かって伸びゆくビルの影に隠れるように歩くことばかりしている。

ビルの間に住む風は、

強く激しく僕らに迫ってくる。

時に暑く、

時に冷たく。

都会の風は容赦がない。

 

昼間には穏やかに吹いていた風も、

夜になると急に態度を変えてしまった。

昼間はあんなに優しかったのに、

今はまるで違う人みたいだ。

僕はまくっていた袖を戻し、

寒さに凍えながら帰路につく。

もう夏だと思ってたのにな。

そう簡単には夏は来ないらしい。

 

明日は明日の風が吹く

明日の風は暖かいといいな。

明るい日差しと、

やわらかい風。

こういう日には、

スキマスイッチの「ふれて未来を」がぴったりだ。

僕はポケットからスマホを取り出し、

イヤホンをして、

音楽を再生する。

 

うごめく水面の模様に、

ゆらめく炎の影に、

ざわめく木の葉の間に、

風は生きている。