独り言

本当に独り言です

本の虫の巻

怠惰を極めた寝床生活は、ついに昼夜逆転にまで突入した。

 

朝5時に眠り、昼過ぎに起きる。

そこからご飯を食べ、ピアノを弾き、ご飯を食べ、SNSをチェックし、ブログを書き、風呂に入る。

 

本来ならこれで寝れるはずなのだが、暇を持て余した結果、私はLINEノベルをインストールし、携帯で小説を読み始めてしまったのだ。

 

これがまた実に巧妙に作られているもので、最初の3話までは無料で読めるのだが、それ以降はチケット又はコインを消費することで続きを読むことができるのだ。チケットはその日のログインや読書時間によって配布され、1日に1作あたり3枚まで使用できるようになっている。そしてチケットを使い切ると、課金してコインを購入すれば1日で1作読み切ることができるのだ。

 

最初を読んでみてつまらない作品は、無理してそれ以上読まなくてもいいのだが、導入で惹きつけられる作品は早く次が読みたくなるし、チケットが3枚までしか使えないのが焦れったい。なんとうまく考えられたものだろう。

 

1冊の本を買うというリスクを冒さなくても、本が気軽に読める。1日あたり読める話数が決まっているから、読みたい本の続きを読むのが待ち遠しくなる。素晴らしいサービスだった。

続きが待てないような作品なら、本屋に行って買ってしまえばいい。手元に残しておきたい作品に出会えるかもしれない、そう考えたら電子書籍も悪くないものだ。

 

こうして色々な本を漁っているうちに、気がついたら夜は明け、カーテンの隙間から朝日が顔をのぞかせる。

 

いけないいけない。早く寝なくちゃ。