地獄の巻
何かわからないけれど、習い事から帰ってきてから、なんとなく重い空気に呑まれている。
今日は習い事で7年ぶりに旧友と再会して、喜ばしい日だったのに、なんだか憂鬱な気分だ。
原因はわからない。
もしかしたら単に疲れが溜まっていただけなのかもしれないし、習い事先に出没したゴキブリに、神経をすり減らしてしまったのかもしれない。
やることは沢山あるのに、脳がじんわりとそれを拒否してくる。
面倒くさがっていたり、サボったりしているのとはまた違う感覚。
「何がしたいんだろう」という悪魔の囁きが、地獄の門を開けてしまった。
結局自分は何がしたいのだろう。
今の自分の振る舞いに、何か意味があるのだろうか。
僕は闇雲に走ることができない。
向こう見ずに突っ走るくらいなら、石橋を叩いて壊す方がマシだと思っている。
走るためには目的地が必要だし、目的地までのおおよその下調べもしなければいけない。
ある程度履き慣らした運動靴や、スポーツウェアも必要だ。
着替えて準備運動をして、水分補給も忘れずに。
こんなことを考えていると、結局走るのが億劫になって、走り出す前に走ることを辞めてしまう。
今日の自分は、目的地を見失っている。
なんなら現在地も見失っている。
しかし、足を止めることはできない。
足を止めれば、自分がいなくなってしまう。
だけどこのまま走り続けても、脚力がなくなって走れなくなるか、熱中症でぶっ倒れて救急搬送が関の山だ。
行くも地獄、止まるも地獄。
どちらも地獄なら、どっちを選ぶ?
[今日のプログラミング勉強時間] 3時間
[累計] 57時間