独り言

本当に独り言です

好きの巻

誰のブログで読んだか忘れたが、

「創作は好きのおすそ分け」という言葉を耳にした。

 

僕はこの言葉を聞いてハッとしたし、そしてまたこうも思った。

僕は何が好きなんだろう?

 

きっと好きにも色々なレイヤーがあって、

とてつもなく具体的なレイヤーから、

果てしなく抽象的なレイヤーまである。

 

例えば僕は音楽が好きだけど、

これを更に具体的に落とし込むなら、

多分音楽的レイヤーと文学的レイヤーがある。

音楽的レイヤーなら、

ジャンルとか年代とかもそうだし、

楽器やプレイヤーもあれば、

特定の歌手や歌声、アレンジ、フレーズ、コード、リズムetc…みたいな分類もできそうだ。

文学的レイヤーにいけば、

歌詞の内容とか言葉遣いとか、

そういうレイヤーもあるだろう。

 

そして具体的な好きを見つけるには、

見つける側にも見つける力が必要になってくる。

上にあげたレイヤーの種類は、

僕がなんとなく思いついたものだけど、

僕が知らないもっと多くのレイヤーがあるだろうし、

自分で答えられないレイヤーも沢山ある。

 

そういう解像度を上げる作業は、

多分本当に好きじゃないとしんどい作業だと思う。

解像度を上げるためには、

より一層対象と向き合う必要がある。

その時間が楽しいか苦しいか、

または楽しくなってくるか苦しくなってくるか、

そういう所で本当に好きかどうかがわかるんだろうなぁ。

 

僕も自分の好きの解像度をもっと上げたい。

そしたらもっと自分の好きをたくさん分けられる気がする。

人と好きを比べると辛くなるから、

まずは自分の中の好きをゆっくり育てて、

それから少しずつおすそ分けしていこう。

 

うん、そうしよう。それがいい。