オトナ帝国の巻
AbemaTVでクレヨンしんちゃんの劇場版過去作が無料公開されていたので、「モーレツ！オトナ帝国の逆襲」を見ました。
マジで訳がわからねぇ。なんでこんな映画に笑わされて泣かされてるんだよ…………
久々に改めて見ると、本当にしょうもなくてめちゃめちゃ笑えるんですよね。
でも本人たちは至って真面目だろうし、すごい緊迫した場面で堂々とふざけてるから、結局めちゃめちゃ面白い。
こんな歳になってクレヨンしんちゃんに笑わされるとは思ってなかったけど、普通に爆笑しました。
なのに、最後めちゃめちゃちゃんと泣けるんです。
なんでこんな泣けるのってくらい泣けます。
個人的には、東京タワー的な建物を登っている最中に、逃げ切れないと悟ったみさえが追っ手に向かってダイブするシーンと、シロが1回しんちゃんについていってからやっぱり引き返して敵に突撃するシーン、しんちゃんが階段を駆け上がるシーンは泣かずには見られません。
特にみさえのシーンはマジで泣けます。
途中まで階段を上がって、そこから追っ手にダイブするまで一瞬間があるのですが、そこにしんちゃんに全てを託して飛び込む決意を固めるみさえの気持ちがこもっていて、もうギャン泣き。
シロが引き返すシーンも、シロの忠誠心が感じられてめちゃめちゃカッコイイです。そしてそれを見て再び走り出すしんのすけ…思い出すだけで涙が……
そして、なんと言っても脚本がマジですごいです。
映画の最初のシーンから、場面設定がわかるまでの流れが綺麗すぎて感激ものです。めっちゃスムーズだし、余計なセリフないし、本当にすごい。最高。
それでいて途中で全然セリフがない長尺の回想シーンとか入れてくるし、敵ボス2人組のセリフとか超カッコイイし、最初から最後まで楽しすぎる。
気づいたら世界観に没頭しちゃうような脚本が書けるの、めちゃめちゃ羨ましいです。
最低限のセリフで場面が伝わるし、その中に笑いも感動も入ってるし…いいなぁ……かっけぇなぁ………
そんなこんなで、90分ずっと感激しっぱなしでした。マジで面白かった。何回見ても面白いし、多分いくつになっても面白い。すげぇお話でした。
劇場版クレヨンしんちゃんは、他の作品もAbemaTVで1週間くらい無料配信しているらしいので、皆さんも懐かしの名作を楽しんでください。
