独り言

本当に独り言です

1枚布の巻

昨日に続いて、ファッション系の本を読んでいる。

 

本を読み進めると、本当に様々な服があったことがわかってくる。

例えば、今の服ならTシャツにズボンの組み合わせが一般的だが、2000年以上前の人達は大きな1枚布を体に巻きつけて服にしていたらしい。テルマエ・ロマエみたいな服装を想像してもらえば、わかりやすいかもしれない。

 

1枚の布だけで体を覆うって、どんな気分なんだろう。

現代で言えば、形は多少異なる部分もあるだろうけど、小中学生がプールの時に使う、ちっちゃいカーテンみたいなバスタオル(調べたら、プールタオルやラップタオルという名で呼ばれているらしい)が、そのまま服になるみたいな感じかもしれない。当時、下着の概念が存在していたのかは知らないが、恐らくパンツはないだろう。

 

全裸にラップタオルだけを纏って送る社会生活なんて、あまりにも想像がつかない。

確かに服としての最低限の部分は保たれているかもしれないが、現代の服装からすればあまりにも不安な服装に思える。小中学校なんかは、一部のエロガキ達によってスカートめくりならぬタオルめくりの温床になるかもしれない。まさに地獄絵図である。

 

あと、本当にラップタオル程の大きさの布で収まればいいが、多分昔の人が着こなしていた1枚布はラップタオルよりデカい。

そうなると、都心部にはそこまでデカい布を干せる場所がないだろうから、めちゃめちゃベランダがでかくなるか、普通に公道や公園で布を干すようになるか、そんなことが起こるかもしれない。

実際どのくらいの大きさなんだろう。布団カバーくらいの大きさなら、今までと何も変わらないかもしれない。

 

ただ、1枚布でも着方によって美しい服装に見えるかもしれない。古代ギリシアの服装とか、1枚布とは思えないかっこよさや美しさがあるように見える。

個人的には、性別が違うけれど、古バビロニア初期の女性の服装で、大きな布を体の前に広げ、脇下を通して背面で交差させ、余った布を両肩にかけるものが結構気に入っている。1枚布で簡単に出来そうだし、なんとなくエレガントに見えるのだ。これだったら1枚布でも問題なく生活できるかもしれない。

 

1枚布生活、今は全然考えられないけれど、意外とやってみたら楽しいのかもしれない。

いつか、体を十分に覆える大きさの布が手に入ったら、1回やってみようかしら?

 

今日の1曲

ANRI 杏里 Anri アンリ "Shyness Boy" Timely🎤♪🎶🎸[Official Video] - YouTube