電話の巻
一度に複数の処理が発生することで、脳がバグってしまうことがよくある。
一番起きやすいのは、スマホで電話を取る瞬間だ。
電話というものは、基本的にいつかかってくるかわからない。わかっていれば非常に便利なのだが、そこまで人生は上手くいかない。
突然鳴り出すスマホ。
普段電話なんか取らない私は、聞き慣れないベルの音に戸惑いを隠せないでいる。
そこからやるべきことは大きく4つ。
①誰からかかってきたかの確認
②電話を取るかどうかの判断(電話を取れる状況かどうか・電話を取るべき相手かどうかなど)
③周囲への声かけ(「ちょっとごめん」などと言ってその場を離れる)
④通話開始ボタンを押す
以上である。
書いてしまえばたった4つなのだが、私はどうもこれができない。
電話の音に驚いて処理ができなくなっているのか、早く出なければという焦りがそうさせているのか、原因は定かではない。大抵私は、いきなり何も考えずに電話を取ったり、通話開始ボタンと間違えて通話終了ボタンを押して電話を切ってしまったりする。
スマホを持ち始めてもう7年になるが、未だにきちんと電話を取れない。
もういい大人なのだから、いい加減治したいものである。