独り言

本当に独り言です

散乱の巻

片付け週間2日目。

 

1日目からまさかの中2日というブランクを経て、再び部屋の掃除に舞い戻る。

前回から何も触っていないので、依然として机の上はひっちゃかめっちゃかだし、部屋にはゴミ袋が同棲している状態だが、そんなことはどうでもいい。

現状を嘆く暇があったら手を動かさなければならないのだ。

 

机の上に積まれていた大量の書物を近くにあった使っていないファイルにぶち込んだだけで、少し綺麗になった気がする。

なんて単純なんだ。

 

とりあえず机は勉強するためにあるのだから、勉強に関係あるものをしまおうという信念のもと、片付けを進めていく。

そもそも、机の上に小学校の頃の連絡網とかが乗っているのがよくないのだ。

なんとしても机を勉強用にする為に、物置と化していた机の上から、物を全部床に降ろしていく。

 

何も置かれていない机の天板が現れる。

こんなにうちの机は広かったのかと驚くと同時に、数年来の埃に目が霞む。

天板を一度雑巾がけした後、勉強机らしい机に仕上げるために、机の上の本置にそれっぽい本を並べていく。

ミクロ経済学マクロ経済学、英単語帳、英文法、消費者行動論、マーケティング

実際に置いてみると、いかにも勉強しているかのような机の見た目が出来上がった。我ながら上出来である。

 

よしよし、と頷いて振り返ると、床には元々机の上にあった物が散乱している。

部屋を綺麗にするために、部屋を汚すという矛盾。

自室の中で足を置けるスペースは、多く見積っても4足分しかない。

しかしこれでも片付けはまだ始まったばかりである。

 

続いて机の中も整理していく。

机の上と同様、引き出しの中からも要らないものがわんさか出てくる。

使っていないノート、汚れた消しゴム、シャーペンの芯、小学校で使った色鉛筆、もらったメモ帳…

ここら辺はまだ文房具なので、机に入っていてもなんら問題ないが、電子辞書の説明書、推しのグッズ、修学旅行のしおりになってくると話は別だ。

文房具以外を再び床にぶちまけ、文房具だけを色々組みかえて引き出しにぴったり収まるように片付けていく。

この作業、意外とテトリスみたいでハマると楽しい。

使っていなかったノート達と、メモ帳、そして前使っていた筆箱をきっちりしまえた時の快感は、格別だった。

 

こうしている間に日は暮れ夜は深け、結局今日は部屋に物をぶちまけて終わってしまった。

少しだけ机が綺麗になった達成感を胸に布団に入る。