独り言

本当に独り言です

ベッド下の巻

片付け週間7日目。

 

本来なら今日で最終回なのだが、部屋は依然として綺麗になっていない。

いや、正確に言えば綺麗にはなっているのだが、元が汚すぎて手付かずの場所がちらほらあるのが現状なのだ。

 

しかし、1週間掃除した成果として、部屋の中に寝ることができるくらいのスペースの床が誕生した。

1週間前、部屋の入口から机の椅子までの細いストレート分しかカーペットが見えず、床に座ることすら不可能だったこの部屋に、寝るスペースができたということは相当な進歩なのである。

どうせなら掃除を始める前の部屋を写真に収めておけばよかったと思うが、そんなことは後の祭りである。

 

今日の掃除場所は、ベッド下のスペースである。

男子のエロ本の隠し場所として有名な(?)ベッド下だが、私のベッドはベッドの下が大きな収納スペースになっていて、エロ本が隠し放題…

ではなく、昔遊んだプラレールトミカがしまってある。

 

我が家は小学5年生の時に現在の場所に越してきたのだが、前の家には8畳程の大きな和室があって、私はそこで部屋いっぱいに線路を巡らせてプラレールを走らせたり、折り紙でぴょんぴょんガエルをたくさん折っては、どのカエルが一番早く部屋を1周できるかを競ったりしていた。

その当時のおもちゃの中で、引越しまでに捨てられずに済んだおもちゃ達が、今私のベッドの下で眠っている。

 

引っ越してからはほとんどおもちゃで遊ぶ機会がなかったので、ベッド下はただの倉庫と化していたのだが、小さい頃は親に怒られるとそこに身体を丸めて入り、気がおさまるまで暗闇の中でじっとして過ごしていた。

この歳になってはもう上半身を入れるだけでいっぱいいっぱいで、もうその役割は果たせないが、何年経ってもここに入るのは少しわくわくするのだ。

 

中身を全部取り出して掃除機をかけた後、部屋に散らばっていたありったけのおもちゃを全部まとめてベッド下に押し込んだ。

もう遊ぶことのないおもちゃ達かもしれないけれど、これも具現化されたひとつの思い出なのだ。