独り言

本当に独り言です

人の巻

Twitterのリプライでこんなものを見た。

「酒に酔った勢いで告白するんだよ」

「ちょっとタイプからズレたこの方がフラれた時のショックが小さくて済む」

愕然とした。

こんなにはしたない人がいるんだと思うと、

むしろ世の中の広さに感謝すべきなのかもしれない。

こういう人はきっと彼女という存在を、

自分の社会的ステータスを向上させる道具のようにしか思っていないんだろうな。

浅ましい。

こんな人には決してなりたくないと思った。

 

最近関わりのある友人が、

恐ろしいくらい彼氏彼女等々の人間関係を築き上げているので、

必然的にそういう話を見たり聞いたりする機会が増えたのだが、

彼等を見ている限りは、

上記のような人間ではなさそうで安心する。

こういうのを健全と言うべきなのかを判断できる立場ではないが、

楽しそうでなによりである。

できる限り長く幸せに続いてくれ。

ささやかながら遠い外野から祈っておく。

 

だいぶ前にこのブログでも紹介した、

2人分のディズニーリゾートチケット。

この前一緒に食事をした友人に、

「よかったらあげようか?どうせ私が持っているより、君にあげた方が有意義に使ってもらえるだろうし」と言ったら、

「そういう考え方はよくない」と一蹴されてしまった。

半ば冗談で、

半ば本気でした提案を、

真面目に拒否されてしまった。

しかしまたそういう所が彼の“できた”所なのだと思う。

つくづくいい男である。

羨ましい限りだ。

やはりそういう男に私は使ってもらいたいわけなのだが、

どうやらそれは御免らしい。

 

彼はまた言った。

「大学の人間にびっくりしている。あんなことやこんなことをやる人なんて、中高の頃にはいなかった」

そういう彼の声を聞きながら、

私は彼の育ちの良さを感じていた。

そうか。

当たり前ではあるけれど、

君のいる世界は、

私のいる世界とは少し違うのだな。

 

コンクリートに囲まれた、

小さな川のせせらぎを聞きながら歩く。

コンクリートに囲まれていても川が川であることには変わりないみたいだ。

水の涼しい音がする。

 

季節は急激に夏に近づき、

朝は早く、

夜は暑く、

夕方にはひぐらしが鳴くようになった。

もうそろそろ夏本番である。

待たされるのは嫌だから、

こっちから迎えにいってやろうか。

 

夏。

人生20回目の夏である。