もしもの巻
もしもの話が好きだ。
現実がつまらない訳じゃないけど、もしもの世界にしか存在し得ない物語もあると思う。
もしもの話は言った者勝ちだ。
本当にその話通りになる必要は全くない。
ただ「こうだったらいいな」「ああだったら面白いな」と思うだけで、もしもの話に正解はない。
なんなら、設定まで自由にできる。
現実世界を無視していたって問題ない。
ある程度特殊なルールが存在していても大丈夫だ。
もしもの話は必ずと言っていいほど現実世界を発着点にしている。
どんな話であっても、完全に現実を無視した物は存在し得ない。
本当に現実を完全に無視していたとすれば、それはきっと言葉に表せない世界だ。
もしもの話は現実世界に拡張性を持たせる。
箱の中に収まった現実世界から、外に飛び出す一歩になる。
現実世界に行き詰まったら、思い切って外に出てしまえばいい。
そこには自分の知らない“もしもの世界”が待っている。
ここで言う“現実”並びに“現実世界”とは、自分が知り得ている(と感じている)世界のことであって、必ずしもこの世に存在している全ての空間の総称ではない。
とても倫理的な話ではあるが、あると思っている物が本当にあるのかですら、証明はできない。
そういう意味では、現実世界も全てもしもの世界かもしれない。
そんな“もしも”も、考えてみると少し面白い。
[今日のプログラミング勉強時間] 3時間
[累計] 68時間