独り言

本当に独り言です

冬眠の巻

最近、毎日のように惰眠を貪っている。

 

当の本人に、惰眠を貪ろうという魂胆は1ミリもない。いや、本当は数ミリくらいあるかもしれない。だが、少なくとも私は1時に寝て9時に起きる生活を送ろうと思っているし、1日8時間の睡眠というのはそこまで非現実的な生活習慣ではなく、なんなら健康優良児として学校で表彰してもらえる可能性だってある。

そして私はこの計画を実行すべく、毎日0時30分には必ずベッドに入り、1時に消灯して入眠に万全を期している。普通、ここまで丁寧なお膳立てがあれば、私は生まれたての赤子のようにすやすやと眠り、翌朝は朝日とともにきれいさっぱり、爽快な目覚めを得ることを約束されたも同然なはずである。しかし、結論から言えば、私は最近毎日のように、12時30分に起きているのである。

 

普段は1日3時間程しか寝ておらず、たまの週末に寝溜めした結果こうなっているのであれば、大抵の読者諸兄も理解に容易いことだろう。しかし私の場合、毎日のように十分な睡眠時間を確保しているにも関わらず、昼過ぎまで寝過ごしてしまうのである。これはもう、私が生粋のロングスリーパーであるか、度重なる不摂生や精神的ストレスによって睡眠障害を発症しているか、極度に堕落しているだけかのいずれかであろうとしか考えようもない。ましてや毎日のように己と向き合い、読書を通じて文学に親しんでいる私のような人物が極度に堕落している訳がなく、実質ロングスリーパー睡眠障害の2択である。だからといって毎日12時間近く寝ているとなれば、いい加減に睡眠負債が帳消しになって早起きする生活に戻ってもおかしくないのだが、この生活が解消される気配は一切ない。ナポレオン・ボナパルトもびっくりである。

 

一応上記以外にも、この長々し睡眠の原因を考えてみると、ひとつは1日2食生活になっているため、寝る前にお腹が減ってそれで寝れなくなっている可能性が考えられた。そこで、寝る前に敢えて少しだけ腹を満たした状態で入眠したら、きれいに昼過ぎに起きることができた。ちなみに体重も微増した。

もうひとつの仮説として、毎日昼まで寝ているせいで、1時に入眠しても実際は大して眠れていないのではないか、というものがある。こちらの方がどちらかと言うと的を得ているような気がするが、実際1時に入眠しても明け方3時〜5時の間に目が覚めてしまうことが度々あった。

 

この睡眠サイクルを解消する為には、一度本気で無理やりにでも早起きをして、強制的に生活リズムを前にずらすしかない。つまり後は私の心構え次第である。

現在時刻は0時30分。とりあえず明日のワンピースに間に合うように起きるのを目標にして、今日は寝ることにしよう。