緊急事態宣言の巻
緊急事態宣言のせいで、メインで通っていた銭湯が休業しました。
政治家にとっては娯楽なんだか知らないが、こっちにとっては生活必需品なんだぞ!!!という気持ちはありますが、それなりに広いし人も沢山いた施設だったので、休業要請に従った気持ちも分からなくはありません。
ということで、諦めて近くの別の銭湯に通うことにしました。
こっちは“ The 街の銭湯 ”という感じで、入口に番頭さんがいて、浴場に大きな富士山の絵があり、ケロリンの桶が大量に並んでいる、とても趣深い銭湯です。
そんなに広くないけど、そこまで人もいないし、静かで結構落ち着きます。これはこれで良かったのかもしれない。
お昼のワイドショーで、緊急事態宣言についてのニュースがありました。
そこで、大学生のカップルの「今日から緊急事態宣言だったなんて知らなかった」という発言が切り取られていたのですが、私も何となく気持ちが分かるような気がしました。
緊急事態宣言が出ているかどうかすら知らないという無知っぷりや、わざわざこのご時世に県境を跨いでデートに出かけているという関心のなさを擁護するつもりはありません。
ただこの1年、一部の大学生にはほとんど年がら年中自粛を強いられた生活を送っている人もいるだろうし、緊急事態宣言が出たからといって特段大きな変化がないという人もいると思います。
もちろんこれは大学生に限った話ではないのですが、緊急事態宣言が出ることで生活が極端に変わる人も、変わらない人もいます。
この1年、緊急事態宣言が出ると人出が減り、緊急事態宣言が解除されると人出が増えるみたいなことが繰り返されてきましたが、1年前から緊急事態宣言の有無に関わらず外出を自粛している人も、そうせざるを得ない人も、私はいると思っています。
私の場合は、緊急事態宣言の有無に関わらず授業はずっとオンラインで、キャンパスにも全く行かず、時たま映画館で映画を見るくらいで、緊急事態宣言が出たからといって、あるいは解除されたからといって、今後も生活が大きく変わる予定はありません。
緊急事態宣言で一喜一憂するほど、今の生活は明るくない。テレビを見ながら、私はそういう風にも考えてしまうのです。