タイムトライアルの巻

将来の生活を考える。

1日は24時間。1週間で168時間。1ヶ月の時間を考えても頭がパンクするので、とりあえず1週間で考えることにしよう。

最近生活していて気づいたが、8時間寝るのと寝ないのとでは随分調子が違う。

というか6時間とかじゃ全然足りん。今まで大学に通ってた時は、平日は5時間睡眠か3時間睡眠、休日は12時間睡眠みたいな生活を送っていたけど、今考えるとよく生きていたな、という感じである。通勤電車や大学で爆睡してたから耐えられたようなもので、社会に出て仕事中に寝る訳にはいかない。やっぱり睡眠時間は1日8時間は必要だ。

平日は会社で仕事をするとする。このままコロナの影響でいい感じにリモートワークが続けばいいが、一応普通に出社する前提で考える。

今の社会制度が変わらない限り、基本的に毎日だいたい8時間は働かされるだろう。昼食休憩で1時間追加。社会人の月あたりの平均残業時間が20時間くらいだった気がするから、1日1時間の換算になる。運悪くブラック企業に入ったら、残業は月30〜40時間(もっとひどい会社もきっとあるが、そこまで想定するとキリがない)に膨れ上がり、1日2時間換算になる。

片道1時間かけて会社に行くとなれば、毎日往復で2時間。こうなると、会社に行くだけで1日13時間は拘束されることになる。もはや会社というより、社会的に許された刑務所なのかもしれない。

既に平日は21/24時間が消費されている。平日の余暇時間は3×5=15時間しかない。こんなの家事とか入浴とか、その他諸々生活の維持に必要なことをやれば一瞬でなくなるだろう。必要分をどれだけ削っても、きっと平日は毎日1時間残ればいい方だ。

仮に平日が仕事と生命の維持に全て費やされたとして、土日は睡眠時間を除くと、2日で32時間だけ自由に過ごせる。

32時間あったら何ができるんだろう。小学校時代の20分休み96回分、映画約20本分と考えればたくさんあるような気がするけど、実際の32時間は想像する32時間より遥かに短い。結局やらなきゃいけないことをやったら消滅しそうだ。

大人になったらこんな生活を送るのかと考えたら、結構嫌な気がしてきた。

睡眠時間は必要経費だから削らないとして、どこかで時間を生み出さないと、やりたいことなんて到底できない。

通勤時間を減らすか、勤務時間を減らすか、生活時間を減らすか、もしくはそれぞれの時間でやりたいことを済ませるか。

大人になったら毎日タイムトライアルみたいな生活になるのかな。

こんな余裕のない生活を送るのは嫌だな。

もし本当にこんな生活だったとして、こんなんで面白いことが思い浮かぶのかな。

そんな生活、つまらなくないか？